英語にも、日本語ほどではありませんが、オノマトペ的な表現が沢山あります。 日本語の擬音表現と英語のオノマトペとを見比べると、音の響きが全然異なるという点もさることながら、文章上の主な扱いに大きな違いがあると気づかされます。 効果音は、擬音語や擬態語がたくさん使われており、英語では擬音語や擬態語のことをオノマトペと呼ばれています。 しかし、マンガやアニメの独特な効果音は英語でどのように表現されているのでしょう … I wanna give you ハグの習慣がない日本人は、この文を使うことがオノマトペは本当に難しいよね。日本人は小さいころからずっと使っているから、当たり前のように会話に出てくるけど、日本語学習者にとって当たり前ではありません。他の言葉はわからないけど、日本語ほどのオノマトペは英語に絶対にないバイ!こういうのは、覚えるしかないから、勉強して、覚えて、すぐ使ってみることが一番いいよね!次回もお楽しみに!和製英語が大好きなアンちゃんが、いろいろな単語について解説しながら、和製英語の魅力を紹介します!私たちの日常は、一見英語っぽいけれど実は英語ではない「カタカナ英語」であふれていますが、果たしてそれらの単語はネイティブスピーカーに通じるのでしょうか?カタカナ英語を「通じる」英語で言うにはどうしたらいいの?普段から文:アン・クレシーニ 編集:末次志帆 不思議なことに、動物の鳴き声など同じ音を書き表しているはずなのに、日本語と英語のオノマトペでは少しづつ異なります。 英語マンガでよく見かける擬音語(オノマトペ)表現まとめ. !」「かぐや様は告らせたい」「賭ケグルイ」「ダンジョン飯」「ドラゴンボール」「鋼の錬金術師」「ホリミヤ」「よつばと! カタカナ英語を「通じる」英語で言うにはどうしたらいいの?普段から特によく使う言葉「 アップ」や「マイ 」など、12個をピックアップして読みやすくまとめました。英語が得意な方にもそうでない方にも楽しく読んでいただけます。 日本に在住して18年。北九州市立大学准教授であり、言語学者でもあるアメリカ人のアンちゃんが、英語に訳しにくいオノマトペを題材に例文や英訳ポイントを紹介します。「あの日本語、英語でどう訳す?」いろいろな表現を一緒に考えてみましょう。オノマトペとは、「ドキドキ」「わくわく」など音や声、状態や動きなどを音で表した語のことです。前回、オノマトペは下の5つのカテゴリーに分けられるとお伝えしました。ちょっと復習です。 日本語のオノマトペが、このようにカテゴリーに分かれていることはバリ面白い!英語のオノマトペはこんなふうに分類しません。おそらく、日本語ほど単語の数がないからだと思います。日本語のオノマトペの数はハンパないから、すべてを英語に訳すことができません。でも、それはオノマトペ以外の言葉にも言えることで、日本語に訳せない英単語は山ほどあります。それについては後日の記事に書くとして、今回は「擬音語」について解説します。多くの擬音語は、英語のオノマトペに置き換えるのは難しいけれど、どんなふうに表したらいいか考えてみるバイ!さて、始めよう!英語には「ざあざあ」を表すオノマトペはありませんが、このニュアンスを表現することはできます。It’s pouring down rain.日本語の「ざあざあ(と)」は副詞です。英語ではそういう副詞がありませんので、「激しく降る」という意味の動詞 pour を使うことが多いです。あとは、It’s raining cats and dogs!という言い方もあります。「犬と猫がざあざあ降っている!」ではないですよ(笑)。直訳したらバリウケるやろ?なんでこんな表現が生まれたのかは、いろいろな説があるけど、どれも確実ではありません。ただ、このフレーズが人気になったのは、1738年頃だったそうです。作家のジョナサン・スウィフト氏が、著書に “It will rain cats and dogs.”という表現を使って、それからはやり出したそうです。言葉って面白い!「皿がガチャンと割れる」などのガチャンも、当てはまる英語のオノマトペはありませんが、There was a loud clashing sound when she dropped the plate.clank はたいてい、金属が出す音に使います。例えば、When I dropped the frying pan, it clanked He banged loudly 英語では、稲妻は lightning、雷は thunder と言います。よくセットで thunder and lightning と使われます。「雷がゴロゴロと鳴る」と言いたいときは、There was a loud clap of thunder that scared my kids.a loud clap of thunder は、雷が1回だけ鳴ったときに使います。「1日中ゴロゴロ鳴っている」と言いたいときは、名詞の thunder ではなく、 動詞のthunder(雷が鳴る)を使い、It has been thundering loudly all day long.と言います。My stomach is growling.と言います。腹痛の場合は、My stomach is gurgling. 物音や動物の鳴き声を音声的に再現したような表現を日本語の擬音表現と英語のオノマトペとを見比べると、音の響きが全然異なるという点もさることながら、文章上の主な扱いに大きな違いがあると気づかされます。日本語の擬音表現はもっぱら副詞的に用いられますが、英語では動詞にオノマトペ的な役割が含まれている場合が多々あります。日本語的には「ボコッと-殴る」と(副詞+動詞で)表現するであろう場面は、英語なら「ボコる」と(動詞だけで)表現する。・・・・・・という風に考えてみると、案外、多くの表現がスッと腑に落ちたりします。目次動物の鳴き声や、効果音のように表現される物音などは、英語でも日本語でも同様に単独で発せられる(再現される)ため、比較が容易です。あらためて比べてみると、聞こえ方というか、音感というか、表現に少なからず違いのあることに気づかされます。でも共通している部分も多いことにも気づくはずです。動物の鳴き声を模した擬音表現は、比較的、響きや用法が日本語に似ています。たとえば犬のうなり声を woof woof と表現するように、2語重ねて表現する場合が多かったりする部分にも共通点を感じます。日本語の「ワンワン」にあたる犬の鳴き声は、英語では 英語のオノマトペと日本語の擬声語とは、文字に起こすと別モノのような風情ですが、声に出してみると意外と感覚が相通じていることがわかります。犬がウ~と低く唸る声。語末に f の音が付くのは英語的な感覚というかクセというべきかもしれません。woof は名詞または間投詞としての用法が主であり、名詞としてはもっぱら複数形で用いられます。意味・用法ともに純粋な擬音語表現とでも呼びたくなる種類の語です。小型犬がキャンキャンと鳴き立てる声は yelp と表現します。yelp の発音は日本語カナ表記では中々再現しにくいものがありますが、「イエーイ」の「ィェ」を使って「ィェルプ」と発音するような感じです。yelp は名詞または動詞として用いられます。この「擬音表現が単独で動詞として用いられる」という感覚は、英語では yelp の他にも多く沢山みられます。howl は犬や狼の アオーンという遠吠えの声を表現する語です。語頭の h を気持ち控えめに発音すると、日本語的にも納得感のある音に聞こえます。meow や mew は日本語でいうところの「ニャー」に対応する、ネコの鳴き声です。わりと納得感のある音感といえるかもしれません。mew は英語的には《 cry of a cat or hiss は猫が威嚇の姿勢を示してシャーッという音声を指す言い方です。もっとも、ネコに限らず、ヘビがシャーと言ったりヤカンが蒸気でシャーと鳴ったりする様子も hiss と表現されます。音声学的に歯と舌で息をこするように発する /s/ や /z/ の音を hissing sound と呼ぶ場合があります。生活環境の中で発生する音や動作の様子は、英語でもオノマトペ的に表現されます。ただし、純粋に音を再現する表現として用いられるよりは、オノマトペ的要素を含む動詞として用いられる場合が少なからずあります。ゲップするさまを再現する音です。食べるさまを表現する擬音表現です。特にクチャラーのように音を立てる人を非難するニュアンスがあるいうわけではありません。拍手する音、破裂する音、あるいは雷鳴などを表現する、汎用的な擬音表現です。flip-flop は翻るさまを表現する語です。洗濯物が風にたなびいてぱたぱた、とか、履いてるサンダルがスッパンスッパン言うような状況を表現します。grumble は「ぶつぶつ不平を言う」という意味合い、および、「雷鳴がごろごろと唸る」という意味合いを主とする語です。日本語的にはブツブツとゴロゴロとでは隔たりを感じますが、要は低調に不完全燃焼的に響く音ということなのでしょう。guffaw は「ばか笑い」する様子、喉を全解放してゲハハハと笑うような(多分に下品な)馬鹿笑いを表現する語です。名詞または動詞として用いられます。bang は勢いよく衝突するさまを表現する音としてよく用いられます。銃声を表現する音としても多く用いられます。ドアが勢いよく閉まる音などにも用いられます。biff は強烈に蹴ったり叩いたりする様子を表現する、破裂音めいた擬音表現です。bump は「ドン」「バタン」というような、衝突音全般を表現する語です。ダンプカー(dump truck)も「積み荷を投げ下ろす」という意味合いで dump に通じます。任天堂のゲーム「スーパーマリオブラザーズ」に登場するキャラクターに「ドッスン」という奴が居ますが、英語版ゲームではドッスンは「Thwomp」と名づけられています。thwomp は普通の英語辞書に載るような単語ではありませんが、重い物体が字面などに激しくぶつかる様子・衝突音を表すオノマトペとして認識されているようです。足音や風音の様子といった、日本語では音で表す様子や事象の多くは、英語では動詞として表します。たとえば赤子がオギャーと喚く様子は、英語では 音を含む動詞バブバブ / 赤ちゃんが話す様子クリスマスソングとして知られる「ジングルベル」の jingle は、「リンリンと鳴る」という(副詞の意味まで含んだ)動詞です。自動詞としても他動詞としても用いられ、Jingle bells の場合は「鈴をりんりんと鳴らす」という他動詞の扱いです。擬音表現(オノマトペ)を一覧して学ぶ、という方法は意外と難しいものです。特に英語は、オノマトペ要素が動詞に包含されている傾向が強く、「英語のオノマトペの一覧」を期待しても意に沿うリストにはなかなか出会えません。日本人が期待する「英語のオノマトペ」を手っ取り早く一覧する方法として、英語圏の日本語学習サイトを参照する方法が挙げられます。日本語の中では擬音語表現は単独で取り上げやすいカテゴリーです。英語話者の観点から擬音語を(英語で)紹介・説明する文章を参照することで、日本語の擬音表現に対応する英語の表現が逆引きできます。たとえば → → ©Weblio, Inc.