この先は反抗期の娘と出張の多い夫とそれなりに幸せに暮らすイム・ナミ(ユ・ホジョン)は、母の入院してる病院で、高校時代の仲良し7人グループ「サニー」のメンバーだったハ・チュナ(チン・ヒギョン)に会います。ナミはショックを受けるが、サニーの仲間に会いたいと言うチュナの最後の願いをかなえようと、探偵を雇い探しはじめます。高校時代、田舎から転校したリーダーのチュナ(カン・ソラ)、整形好きで少しぽっちゃりなチャンミ(キム・ミニョン)、毒舌のジニ(パク・チンジュ)、キレると凶暴な文学少女クムオク(ナム・ボラ)、ミスコリアを目指すポッキ(キム・ボミ)、クール美少女スジ(ミン・ヒョリン)。優等生のナミ(シム・ウンギョン)は、他校の生徒とケンカする場にも行き、憑依女として恐れられます。別の日、チャンミの家で踊ってると、チャンミの兄の男子グループと小旅行した時、ナミはこっそりジュノの絵を描いて渡そうとするが、別の日、イ・サンミ(チョン・ウヒ)のグループにナミが押し倒されてるのをスジが救います。文化祭当日、サニーはダンスの出番待ちの時、シンナー中毒でラリったサンミがナミに和解を強要しに来ます。雑誌モデルだったスジは自殺未遂して学校に来なくなり、ソ・クムオク(イ・ヨンギョン)は狭いアパートで姑にいびられながらの専業主婦です。リュ・ポッキ(キム・ソンギョン)は親の借金で大学やミスコリアの夢も破れ、離婚し水商売で働き娘とも離れ離れです。探偵もスジを探せず、ダメ元で新聞広告を出します。現在のナミ、チュナ、チャンミ、ジニはセーラー服で武装し、ナミの娘をいじめた女子グループをやっつけて警察に連行されます。やがてチュナはガンで亡くなり、葬式の2日目はサニーメンバーだけでおくります。チュナの遺産弁護士が来て遺書を読み上げます。ナミはリーダーを、チャンミは全員分の保険契約を、ジニは副リーダーを、クムオクはチュナの出版子会社の社長候補を、ポッキはマンションと娘の養育費等を譲り受け「Sunny/サニー」を踊ります。そこへこの先はストーリーは、42歳の女性が余命2ヶ月のかつての高校時代仲間と再会し、当時の7人女子グループ「サニー」のメンバーを集結させようと奮闘する物語です。高校時代は韓国版サニーの名前の由来にもなる当時のヒットポップス曲の数々も流れて、軽快なコメディ映画として楽しめます。スジがナミを助けてサンミを倒した時、顔を傷つけようとしたのをナミが止めます。これはラスト近くでコメディ調だからかツッコミどころは多いけど韓国民主化運動デモと警官隊との衝突現場で、サニーとライバル女子グループとのなぐる蹴るの乱闘もファンタジーに思えます。大人のナミらが娘のいじめっ子らをやっつけるのも現実でしょうか?チュナが元気に外出できるか疑わしいので、妄想かもしれません。そんな無敵感あふれるナミの失恋、ナミとスジとの意気投合、サンミの傷害、大人チュナの死亡、大人5人でのダンス、スジとの再会などで涙しましたが、ラストの遺産相続だけはご都合主義に感じます。チュナは家族も作らずお金しか残せなかったので仕方ないけど神のように思えます。「本作の疑問と考察や解説です。ラジオに投稿してグループ名の案をお願いしたら、遺言書の内容の実行は本編では描かれないけど、短いフレーズだけのは聞き逃しているかもしれませんが、主な楽曲は以下のとおりです。[]内は歌手名です。「愛のファンタジー」は本作のセリフでも出る映画「ラ・ブーム」の曲です。違法性という意味では、韓国でも高校生なら喫煙も飲酒もシンナーも全てダメです。でも、スジだけは煙草と飲酒を日常的に行ってるようです。ジュノの影響もあるかもしれません。学校の先生は激怒してたけど、チュナらはなぜか黙認してます。でも、シンナーを吸った元サニーメンバーのサンミだけは許せず、グループからはじき出したようです。サンミがナミを押し倒した時に、スジが助けてサンミを押し倒し、サンミの顔に焼けた棒を押し付けようとするが、ナミが止めたので未遂におわります。その後の2人の人生は劇中で描かれませんが、両者とも「幸福」ではなかった気がします。サンミは犯罪者として罪をつぐなう人生になり、スジは傷つけられた被害者として明るい将来を台無しにされた人生を歩むことになります。サンミがスジの顔を傷つけ、スジは病院に行った後に自殺未遂したようなので、チュナの葬式後に現れたアラフォーのスジの顔には、目に見える傷は見当たらなかったので、整形か化粧で隠せるくらいの傷だったのでしょう。ただ、日常生活には困らないくらいの傷でも、雑誌モデルとしては致命的だったのだと思います。まず高校時代の出来事は、高校時代の例では、ナミに幽霊が憑依したと聞いてライバルグループが逃げたり、対デモ警官隊の前でジュノとナミが恋人っぽい感じの時に拍手されたり、デモと警官隊との衝突と同時にサニーとライバルグループも乱闘したりというのは、現実味が薄いです。 ©2020
こんにちは、かたせうみです。8月31日から、邦画『サニー強い気持ち強い愛』が公開されます。今日は、それにちなんで(?)韓国オリジナル版『サニー永遠の仲間たち』の紹介をする記事です。 『サニー/永遠の仲間たち』は、2011年の韓国の映画。監督は、サン・ヒョンチョル。 韓国の映画と言えば、私は『猟奇的な彼女』しか見たことなかったのですが(あれは、すごく面白かった!おススメです。)、友人が毎週新大久保に出没しているくらいの韓流マニアで、数年前 もう、ラストは号泣・・・!! 主人公は、ちょっと裕福な家庭で専業主婦をしている「ナミ」。ある日、義母のお見舞いの帰りに、偶然特別室の患者「チュナ」を見かけます。 チュナは、末期がんの発作真っ最中。 ナミは、あの女性が、かつての仲良しグループの中心で、親友だったチュナであることを確信、再会するという所から、話は始まります。 何回か会ううちに、チュナは、「かつての仲間にもう一度会いたい。」とナミに懇願します。余命短いチュナの為にナミは、学生時代仲良しグループだった仲間たちを探す事にした・・・。 と、まあこんな感じで、過去と現在がクロスオーバーしながら本編はすすんでいきます。 まず、『サニー』のレビューですが、始めに「すごくよかった」と書きましたが、 韓国の映画はハリウッドなどの洋物映画と違い、オープニングのつかみが弱く、淡々とというか、シラーっと序盤すすんでいきます。映像や衣装、文化も少しローカルな感じで正直痛いので、 主人公達の学生時代も、回想シーンが70~80年代となる事で、当時の韓国との相乗効果『ダサイ・田舎・古い』と、韓流を見慣れないとちょっと受け付けないかもしれない環境で、ちょっとキツイかも。 『サニー』がすごくよかったと書いている割に、なぜ、私がこんなにも今よくないレビューをしているかというと、 『サニー』は本当にすごくいい映画なので、画像や文化の遅れに気が散っていたら、勿体ないのです!!知っていれば、映画に集中できます。だから、知っておいて下さい・・、ダサくて古臭いことを。そして、序盤はちょっとだけ我慢してください。 あと、もう一つ知っておいて欲しいこと・・。 物語の最も始めから、主人公ナミの旦那さんが出てきます。会話シーンもあるのですが、全体像で出てくることはほとんどなくて、謎な人。色々と、DVやら亭主関白やらのうがった見方をしてしまうような伏線的な暗示もあり気になるところですが、この人・・・ さて、物語ですが、現在の世界と80年代の回想シーンと共に話がすすみます。 田舎から出てきたナミは、チュナのはからいにより、仲良しグループ『サニー』の一員になります。話自体は難しくなく、王道と言えば王道。 クールビューティーの「スジ」やその他の仲間、ちょっとしたぶつかり合いもあったりして・・・。数十年後、チュナと再会したナミは、サニーの仲間を探しながらも、かつての仲間が抱えている問題や、自分の子供の問題にも直面していきます。 これがねー、なんか、痛快なところもあったりして、ドキドキして面白いんです。ほろ苦い思い出と共に、80年代の音楽が流れてきた日には・・・。 あとは、お察しください。 ぜひ予告のYouTubeも見てみて下さい!今日または明日、amazonプラムで見るか、レンタルに走ってください。 老若男女、感動しますから!親子で見ても感動! と、いうわけで、日本でもリメイクされるんですね。面白いから当然といえば当然ですね。 但し、オリジナル版が70~80年代に青春時代を過ごした設定に対し、日本版は90年代との事。ミュージックシーンも、シンディ・ローパーやボニーMではなく、小室哲哉が担当するようです。 90年代といえば、小室哲哉ですね・・、私もよくカラオケで歌いました。 また、副題が『強い気持ち強い愛』という事で、主題歌的なものは、きっとオザケンなんでしょう。予告を見れば、ちょっと懐かしい曲が目白押しです。 ターゲットも、30代~40代前半となりそうです。 主人公ナミの学生時代は広瀬すずが演じるとの事。『チアダン』も見たけど、広瀬すずは、なかなかすごいですよね。映画の予告を見た所、かなりオリジナルの味が出てました。 スジは、誰が演じるのか写真を見たらすぐわかりました。 しかし、で、という事は、全国のすずファンの動員も見込めるし、もしこの映画がヒットした場合、90年代ミュージックがリバイバルする可能性もあり、金塊の臭いもするもんね・・・。正直、なんで洋楽じゃなくて、90年代JーPOPなんだという怒りはありますが、色々と・・・、仕方ないのかな・・? 私個人としては、90年代後半ともなると、懐かしいだけで心の琴線には触れないのですが、(琴線に触れないのは後半だけですよ?!) 音楽というのは、聴いた瞬間に気持ちがタイムスリップして どうです?なんか、見たくなってきたでしょ? 記事も後半、日本版『サニー』のキャストを書いておきます。 主演は篠原涼子。学生時代を、広瀬すずが演じます。 他に、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美。予告を見たけど、期待できそうです。オリジナルからどうアレンジされるのか、改良か、改悪か、韓国版が良かっただけに気になるところです。 そうそう、もう一人の主人公、ナミの親友であるチュナ役には、板谷由夏。 製作当初は真木ようこが演じる予定でした。 真木ようこの痩せ加減や雰囲気が、チュナととっても合っていたので降板したのは残念ですが、板谷由夏さんも素敵な感じになっています。韓国版では、末期がんにして、孤高の女社長役でした。 『サニー、強い気持ち強い愛』は、8月31日公開です。まだ時間がありますので、是非韓国版もご覧ください。 かたせうみでした。読んでいただき、ありがとうございました。 ネタバレ感想『サニー 永遠の仲間たち』考察や評価レビュー.
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