2017/11/1更新。映画「ブレードランナー2049」を見てきた感想と評価、簡単なあらすじ紹介や設定・伏線などをネタバレ有で徹底的に解説!映画公開後は、しばらく随時更新中!
あらすじと感想を混じえて解説していこうと思います。 「ブレードランナー2049」昨晩に観てきましたが、最高でしたよ。ヴィルヌーブ監督はすごいものをつ … Powered by 引用をストックしました引用するにはまずログインしてください引用をストックできませんでした。再度お試しください限定公開記事のため引用できません。 ブレードランナー2049 のネタバレとしまして. ブレードランナー2049の続編・第3作目の公開はあるのか!? 続きの展開やあらすじ&ネタバレを知りたい人はチェック! 「ブレードランナー2049」のラスト。ライアン・ゴズリング演じるkが雪の階
>>ブレードランナー2049の海外の評価と感想まとめ >>ブレードランナー2049のラストの意味を解説!続編はあるの? >>ブレードランナー2049ジョイ役の女優アナ・デ・アルマスって誰? >>ブレードランナー2049は死ぬほどつまらない!ネタバレと感想
かるび(10月27日に公開されたSF映画ファン待望の「ブレードランナー2049」を見てきました。個人的には、この秋最大の期待作でした。早速ですが、映画を見てきた感想やレビューを書いてみたいと思います。【製作総指揮】リドリー・スコット前作「ブレードランナー」から実に35年ぶりとなった本作。意外なことに、全世界で公開されてから3週間経過した10月下旬現在、したがって、本作を120%味わい尽くすのであれば、前作「ブレードランナー」の復習だけでなく、2022年に起きた、レプリカント達の反乱により、核爆弾がアメリカ上空で爆発し、世界中の電子機器・磁気記憶媒体が大きくダメージを受けた事件を描くアニメ短編。ウォレス社が政治家へ圧力をかけ、レプリカントの製造禁止を解除する法律を作らせるきっかけとなった歴史的な一場面を描くショートムービー。市民の間に目立たないよう溶け込んでいたネクサス8型のレプリカント、サッパー・モートンの日常とともに、彼がLAPDに追われるきっかけを描いたショートムービー。2049年、ロサンゼルス。LAPD所属のブレードランナー、小箱の中には、30年前に埋葬されたレプリカントの小骨と毛髪が入っていたが、このレプリカントからは、帝王切開で出産した痕跡が見られた。毛髪をウォレス社に持ち込み、調査を行ったところ、30年前に姿を消したブレードランナー、リック・デッカード(ハリソン・フォード)が深く関与していることが判明。Kはデッカードを追い、調査を行う中、サッパーの自宅の木の根元から、「6/10/21」という数字を発見するが、それは奇妙にもKの誕生日と一致した。その後、LAPDのDNA保管室で2021年10月6日生まれのデータを調査し、サンディエゴの孤児院で手に入れたおもちゃの木馬から、自らが埋葬されたレプリカントから生まれた子供なのでは?と疑いを強めるK。180億ドル以上をかけて制作されたビジュアルの説得力はやっぱり半端ない!2022年のブラックアウト(核爆発)により、「核の冬」的な荒涼とした都市の景観が広がるロサンゼルス。すでに季節は夏なのか冬なのかも判然とせず、スモッグで薄汚れた暗い空に雪やみぞれが降っています。(温暖なロサンゼルスで雪?)また、AIで動く立体ホログラムロボットやレプリカント、空を飛ぶスピナー、偵察ドローンなどの未来的な機械技術が発達する一方、ガスコンロや水回り、生活道具などは70年代~80年代のまま進化していないようです。1982年の「ブレードランナー」の登場により、近未来SFで描かれる風景は暗く汚い「サイバーパンク」な世界観に変わったと言われますが、前作「メッセージ」でも、人間の進化とは何なのか?人間の運命とは何なのか?人間に自由意志はあるのか?といったように、Kとラヴのように、立場の違うレプリカント同士が対立し、戦うだけでなく、人工知能で動き、立体ホログラムで表現されるKのバーチャル恋人ロボット「ジョイ」や、レプリカントとその「ジョイ」がシンクロ・融合するシーンなど、そして、進化を極めたレプリカントは、人間同様に心を持つだけでなく、設定された寿命もなくなり、類人猿から進化した2つの人類は、外見上の違いはそれほどなく、両者ともに同じ時代に石器を使い、洞窟に住み、集団で狩猟生活を送りました。しかし、両人類は、わずかに声帯の形状が少し違っていました。声帯の形状が発話に向いていたホモ・サピエンスは「言葉」という新たな道具を獲得し、大きく発展の機会を掴みましたが、ネアンデルタール人は発話できず、「言葉」を持つことはありませんでした。このほんのわずかな優位性が決め手となり、ホモ・サピエンスは、時には彼らと混血したり、争ったりしながら、ネアンデルタール人との生存競争に勝ち、やがて彼らを絶滅に追いやっていったと言われます。レプリカントが高度に発達した2049年は、ジョシが危惧した通り、何かのきっかけひとつで絶滅しかねない、人類にとっては崖っぷちな状況です。そして、やっぱり泣けたのはラストシーンです。それなのに、Kはわざわざ危険を冒して、「ただの他人」とわかってしまったデッカードを連れ去ったラヴを追いかけて、命をかけて戦って致命傷を負いつつも、自らの命と引き換えにデッカードを実の娘に会わせました。ウォレス社によって、上司の命令に絶対服従する仕様として製造された「ネクサス9型」だったK。本作をより深く理解するため、ストーリーや設定について、その要点となりそうなポイントを考察してみました。本作のタイトルとなっている「Blade」は手術用メスを、「Runner」は密売人を指し示す言葉で、また、やがて、本作の冒頭で出てきたウォレス社の経営する巨大農場でKに殺害された中年男性サッパー。彼は、ネクサス8型の旧型レプリカントで、巨大農場で「タンパク源」として芋虫のような線形動物を育成し、それをブラックマーケットで売買して生計を立てていました。彼は死ぬ間際にKにつまり、サッパー前作「ブレードランナー」でデッカードと共に逃亡したレイチェルの出産、及びその娘の隠匿を手伝ったレプリカントのレジスタンスの一味だったとみなすことができます。これにより、紙媒体や一部のデータ以外、大半の電子化された2022年以前のレプリカント情報は失われてしまい、奇しくも、デッカードとレイチェルの子供が生まれたのは2021年10月16日。(木馬の人形に刻印されている)2022年のブラックアウトによりレプリカント情報が失われたことや、2023年に全てのレプリカント製造が禁止されたことから、そんな中出てきたニアンダー・ウォレスは、野心的な天才科学者でした。ウォレスはラヴに対して特別な思いを抱いており、「天使」と表現していましたし、彼女自身も自らがウォレスの「一番」であると自覚していたでしょう。Kはデッカードを捜索中、ある老人ホームに立ち寄って老人と面会します。彼の正体は謎でしたが、彼は、前作「ブレードランナー」でロサンゼルス警察メンバーとして、デッカードのその仕事ぶりを監視する役目を負っていました。デッカードは、レイチェルとの間に子供ができたことを知ると、ラスベガスは、2022年の核爆発で特に放射性物質が激しく降り注いだ街の一つであり、街はチェルノブイリのように廃墟になっていました。高性能な「ネクサス9型」レプリカントの開発に成功していたウォレス社でしたが、しかし、タイレル社の保有していた「レプリカントの生殖能力」に関する技術情報は2022年のブラックアウトで失われてしまっており、また、レジスタンス側でも、デッカードとレイチェルの子供を錦の御旗に立て、人間に対するレプリカントの地位向上(または大規模反乱?)の切り札にしたいと考えていました。最終的に映画内では、前作、本作ともに明示されてはいませんが、Kは、孤児院施設で、木馬の人形を友達に奪われそうになり、それを暖炉に隠すという幼少時の記憶の断片を手がかりに、実際に木馬の人形を見つけ出します。記憶と現実がリンクしたことから、Kは自分こそがデッカードとレイチェルの子供なのでは?と信じかけます。しかし、物語終盤でレジスタンスのリーダー、フレイザから、彼らの子供は「女の子」であり、Kが調査の過程で見た男女のDNA記録は作られた偽物であると知らされました。では、誰がKに記憶をインプラントしたのでしょうか?物語中では詳細は明かされませんが、以下の2通りのシナリオが考えられそうです。もう1つは、アナ自身が植え付けたという説です。本作は、意外にも語られること無く、未回収となった伏線や設定がかなり残されました。とはいえ動員・興収的に次回作製作には「黄信号」となっており、今のところ続編製作のニュースは全くと言っていいほど出ていない状況です。(このまま無くても特に違和感は感じないですが・・・)ここでは、もし続編製作が決定したとしたら、語られるチャンスがあるかもしれない未回収の伏線部分を列挙してみたいと思います。科学とテクノロジーが進化し、人間とロボットの境界が曖昧になる中で、核爆弾と環境汚染で極端に悪化した気候・環境下、大多数の庶民は非衛生なスラム化した大都市で貧しく暮らしているー。それではまた。「ブレードランナー2049」を最大限楽しむには、前作をまずチェックしておくのが大前提となります。これを機に、愛蔵版としてDVD/ブルーレイで揃えておいて、何度も見たい時に見返すのもいいですね!映画「ブレードランナー」を中心に、Pen編集部で特にオススメのSF映画・マンガ・小説を紹介してくれます。SF初心者にはぴったりの特集でした。安いし気軽に買えますね。他の急造特集本が、単なる「ブレードランナー」の表面的な回顧録になりがちな中、今作の映画公開に合わせ、前作「ブレードランナー」がHuluで独占配信されています。僕は、今回映画公開前にHuluで配信されている3バージョン全部を復習してから映画に臨みました!