少人数と「小人数」 さきほどの「少人数」で思い出しました。 看板や封筒などを注文する際、気をつけておかないと、結構 「少人数」 を 「小人数」 と表記されてしまう場合があります。 小額と少額の違い・使い分けを解説。 小額は「小さな額」で、金額の単位が小さいという意味。 1万円札に対して1円玉や100円玉などが小額で、「小額紙幣」「小額貨幣」「小額通貨」などと用いる。 小額は「小さな額」で、金額の単位が小さいという意味。少額は「少しの額」で、金額が少ないという意味。小額の対義語は高額で「高額紙幣」など、少額の対義語は多額で「多額の費用」などと用いられる。ただし、「少額訴訟」の対義語となるのは、「多額訴訟」ではなく「高額訴訟」であるように、少額と高額が対となることも多い。Copyright ©
紛らわしい「小」と「少」 2017年9月2日 2018年11月7日 2分31秒 東日本は8月は雨続きだったため、7月から8月にかけて各地で取水制限があったことなど記憶のかなた、なのですが、7月には中部地方向けにも渇水への注意を告げる原稿が出ました。 「小」も「少」も「ちいさい」の意味ですが 「小」は「小数」「小心」のような使われ方。 「少」は「少年」「少女」のような使われ方。 「少」はどちらかというと「おさない、年端のいかない」 のよう、若い年齢層の人をさしています。 ・小人数...約27万件 ・少人数...367万件 一般的な使用頻度は以上の通り。 だけど、細かい意味や使用法の違い・語源その他、 何か使い分けの厳密な根拠をもつのかもしれない。 そもそも簡単な辞書を引いても、「こにんず」という、 「最小」と「最少」の使い分けに悩むこと、ありますよね。 「小」と「少」だけの違いですが、まぎらわしいです。 荷物の場合は「最小」?「最少」?どっち? 人数は? ということで、今回は「最小」と「最少」の意味の違いや使い分けなどについて調べてみました。 毎日ことば All Rights Reserved. 東日本は8月は雨続きだったため、7月から8月にかけて各地で取水制限があったことなど記憶のかなた、なのですが、7月には中部地方向けにも渇水への注意を告げる原稿が出ました。「○○ダムでは小雨が続けば9月中に枯渇する可能性があることも……」ん? 小雨だろうと雨が続けば水不足ということはなさそうです。ここは「少雨が続けば」とすべきところ。「小雨」と「少雨」、どちらも「しょうう」と読みますが、【小雨】 少し降る雨。こさめ。「広辞苑」第6版と、はっきり異なる意味を持つ言葉です。「小雨」の方はもっぱら「こさめ」と読みますから、日常的には間違えることはないと思いますが、ワープロ入力の誤変換はものの弾みで起こりそうです。「小」と「少」は、それぞれ「ちいさい」「すくない」という言葉に対応していますが、その線引きは意外に曖昧で、ちょっとしたことから入れ替わりも生じます。今年も8月には先の大戦の話題が紙面をにぎわしましたが、「小国民」という字句が原稿に出ることも。ああ、1940年代には小学校でなく国民学校というものがあったし、小さい国民ね、分かります――と考えると、誤りの見逃しにつながります。小学生の代わりに使われた「しょうこくみん」は、普通「少国民」と書きます。この場合の「少」は、少年少女などと同様、年が若い、年少であるという意味です。「小国民」では「小さい国」の国民とも読めますから、戦時下にはそのような表記は好まれなかっただろうとも想像されます。あるいは野球などの記事に出てくる「最小失点」はどうでしょう。最小単位の失点、とすれば間違いとは言い切れませんが、最も少ない失点というなら「最少失点」とするところでしょう。毎日新聞でも「最少」を採用しています。ある日の原稿では「最小限の失点」とあった字句を手直しする際に、「限の」という2文字を削る処理を施したため、「最小失点」が出現することになってしまいました。ちなみに「最小限」は「最大限」の対語と考えられるので、「小」を使うのが普通です。ほかにも「過小評価」と「過少資本」、「少額出資」と「小額紙幣」のような紛らわしい例が毎日新聞用語集には挙げられています。小さな違いなら少しくらい見逃しても、などというわけにはいきません。少しでも間違いを減らすため、小さな違いにも目をこらしたいところです。【大竹史也】フォローすると最新情報が届きますTwitter受信ボックスか迷惑メールフォルダを確認して登録手続きを完了してください。