役に立ったと思ったらはてブしてくださいね! みなさん、こんにちわ。 看護研究科の大日方さくら(@lemonkango)です。 今回は、急性期・慢性期の実習で出会う確率が高い疾患の一つに数えられている【急性心不全と慢性心不全の治療と看護】と看護問題の例についてご紹介したいと思います! 在宅酸素療法(hot)は、不安から患者の心身状態を細かく観察し、何か問題があれば迅速に対処しなければいけません。 ここでは、在宅酸素療法(hot)の看護に関して詳しく説明していますので、適切なケアを実施できるよう、看護師の方は是非参考にしてみて下さい。 CRTとは心室を同時にペーシングすることで、重症心不全で低下しCopyright© 看護の現場で非常に重要となるQOL。どのようにQOL向上に努めていけばよいのかについて、簡潔にまYour browser does not support iframes. 腎機能は臨床現場の様々な場面で必要となります。そして腎機能の評 痛みは主観的なものですので、看護師は患者の痛みを正確に把握することができません。でも、疼痛緩 2017 All Rights Reserved. 緊急事態に直面した時、皆さんは適切な対応ができるでしょうか?今 心不全(うっ血性心不全)は、不安から患者の心身状態を細かく観察し、何か問題があれば迅速に対処しなければいけません。 ここでは、心不全の看護に関して詳しく説明していますので、適切なケアを実施できるよう、看護師の方は是非参考にしてみて下さい。 予防接種については、心不全や感染のない時期を選び、医師に相談のうえ受けさせるほうがよい。 10)指導 心疾患をもった学童は、それぞれの病状にあった生活管理指導を受けながら積極的な姿勢で学校生活を送るように指導する。 看護計画(先天性心疾患) 酸素吸入は医療現場のみならず、近年在宅で酸素を使用する患者さんが増えています。低酸素血症が持続する患者さんには、酸素療法が長期にわたって行われます。退院後、在宅で酸素吸入を継続的に行っていく上で、私たち医療者は患者さんが安全かつ適切な酸素療法が続けられるよう正しい教育を行い、患者自身にもきちんと理解してもらった上で日常生活が送れるよう援助していかなければなりません。 目次在宅酸素療法とは、Home Oxgyen TherapyのことでHOT(ホット)と呼ばれます。医療業界では皆さんもご存知の通り『ホット』と言う言葉をよく使用すると思います。在宅酸素療法は、慢性呼吸不全・慢性心不全などにより持続的な酸素投与を必要とし、治癒ではなく、患者を安定した状態に維持し、QOLを向上させる目的で長期にわたり自宅で酸素吸入を行うことです。HOTの導入により、退院をして「自宅で生活する」、「社会復帰する」ことが可能となり、患者及びその家族に充実した社会・家庭生活を営む機会をもたらします。 在宅酸素療法を行うためにはいくつかの基準があり、それらの条件を満たすことで健康保険を適応して在宅での酸素吸入が可能となります。厚生省で定められた適応基準に従い医師が判断し、酸素療法の必要の有無を決めます。1、慢性呼吸不全の人(原疾患にCOPD等があり、1ヶ月以上呼吸不全が持続する場合)で、症状が安定している者2、平常時の動脈血酸素分圧が55Torr以下の者及び動脈血酸素分圧が60Torr以下で睡眠時または運動負荷時に著しい低酸素血症をきたす者3、医師が酸素療法を必要と認めた者疾患別には以下のものが挙げられます。①肺高血圧症 慢性的な低酸素血症により循環血液量が増大し肺性心を伴う②チアノーゼ型先天性心疾患 大血管転移症、三尖弁閉鎖症、ファロー四徴症、単心室、総動脈管症などのチアノーゼ性心疾患のうち、発作的に低酸素、無酸素状態になる➂高度慢性呼吸不全 安静時PaO255mmHg以下、または、PaO260mmHg以下で睡眠時・運動負荷時に著しい低酸素症をきたす場合④慢性心不全 心機能分類III度以上の慢性心不全で、睡眠時チェーン・ストークス呼吸が見られ、無呼吸低呼吸指数が20以上ある※近年では在宅酸素療法の適応を拡大する傾向にあり、日本胸部疾患学会で決められた基準に従い、必ずしも基準を満たさない症例にも導入され、効果的に用いられています。 引用元: 在宅酸素療法の禁忌として以下のような場合には、原則として適応されません。1、臨床的に病状または病態が不安定な場合2、酸素流量をしばしば変更する必要がある場合3、酸素流量を3L/分以上として投与しなければ動脈血酸素分圧が目標値に達しない場合4、酸素投与によりCO2蓄積が増悪する場合 在宅酸素療法を受ける患者の目標は、病状を安定した状態に保ち、残された心肺機能を効果的に活用して、その人らしい質の高い生活が送れることです。私たち医療者は、患者自身の状態や、その人の生活背景を念頭に基本的な日常生活が安全・安楽に送れるよう援助していく必要があります。 導入に際しては、患者が自分の疾患や現在の状態、酸素吸入の必要性を十分に理解する必要があります。また、疾患の推移についてもきちんと理解できているかを確認し、心理面にも十分に配慮しながら前向きに考えられるような関わりが必要です。 目標①在宅酸素療法について理解し、適切な管理と状態の把握・定期的な受診ができるOP1、呼吸状態:呼吸数・リズム・呼吸困難の有無2、経皮的酸素濃度3、チアノーゼの有無・爪の色4、臨床検査所見5、循環状態6、感染兆候の有無7、胸部X線写真8、酸素流量や濃度は適正であるか9、カニューレが正しく装着されているか10、酸素チューブに漏れや屈曲、閉塞がないか11、体重の増減12、浮腫13、心理・社会的側面TP1、患者やその家族が酸素管理を正しくできるか評価する2、パルスオキシメーターを用いて経皮的酸素濃度を測定する3、定期的にPaO2・PaCO2の測定を行いながら効果と流量の適否を評価する4、定期的な外来受診、または医師・保健師の訪問により病態を把握し、必要に応じた対策を取るEP1、患者およびその家族に対し酸素療法の意味、危険、機器の取り扱い、治療中に起こり得る危険な徴候、医師との連絡方法について説明し、十分な理解・協力が得られるようにする2、低酸素血症・高炭酸ガス症状についての具体的な説明を行い、先の症状が認められた場合は直ちに受診・連絡するよう説明する3、感染徴候がみられた場合には呼吸状態の悪化に繋がる可能性があるため、早めの受診・相談をしてもらうよう説明する4、在宅酸素を行うにあたって不安なことや質問を聞き、不安の軽減・解消に努める5、定期的な受診の必要性を説明し理解を得る 目標②症状の管理と合併症への対処ができるOP1、バイタルサイン2、発汗の有無3、頭痛4、嘔気・嘔吐5、全身の紅潮6、意識障害7、不眠8、呼吸リズムのパターン9、喘鳴10、患者の訴え11、ストレスの蓄積の有無TP1、指示量を守った酸素吸入2、喀痰喀出を促す3、水分補給4、医師の指示による薬物吸入5、安楽な体位の工夫6、ADLに応じた日常生活支援サービスの利用EP1、咳による排痰法や体位ドレナージについての指導を行う2、呼吸困難増強時は受診してもらうよう説明する3、水分補給の必要性について説明・指導を行う4、起坐位やファーラー位など、安楽な体位の取り方について説明、患者にとって安楽な体位が工夫できるよう援助する5、リラクセーションのための腹式呼吸や口すぼめ呼吸等のやり方を実際に行いながら説明・指導する6、呼吸困難の出現を予防する生活習慣の必要性について説明する7、家族を含め周囲の協力が得られるよう患者の現状や起こり得る状態の増悪や対処法について医師を含め説明を行う8、緊急時の対処方法について患者やその家族とともに確認する 酸素はそれだけで燃えることはありませんが、燃え方を早くする助燃性があります。このため、近くで火を使うことは厳禁です。患者やその家族に説明をする際には、以下の点をふまえ理解度を確認しながら話を進めていきましょう。①火気や可燃性のあるものの近くに置かない(線香の火・ろうそく・電気ストーブなど)また、火気を使用しているところから2m以上離れる②水のかからないところに設置する③直射日光の当たらないところに設置する④緊急用ボンベを装置のそばに置く⑤転倒しないよう、傾斜や凹凸・振動・不安定な場所は避ける➅壁から15cm以上離して設置する⑦風通りの良い換気が良い場所に設置する⑧たこ足配線を使用しない➈消火器を近くに備えて置く⑩鼻カニューラをつけた状態や近くでタバコを吸わない(顔の熱傷、死亡事例の報告があり)1) 引用元:在宅酸素療法(美沢メディカルサービス) 在宅酸素療法の普及により、患者のQOLの向上や日常生活・社会復帰が可能となりました。しかし、在宅酸素療法はメリットだけではなく、注意しなければならない点や患者の病態変化など、不安要素もあります。退院して自宅に戻る患者やその家族には、病気についてだけでなく、酸素の取り扱いについて正しく的確な説明と理解が求められます。様々な年代の患者が在宅酸素療法を行うため、私たち医療者は患者やその周囲の環境にも配慮しながら継続的な看護をしていく必要があります。 1)京都府出身、大阪府在住。大阪府内の一般病院で呼吸器科に8年間就業の後、現在はフリーの看護師として、さまざまな医療現場で働きながら、看護分野に関する取材や執筆活動を精力的に行っている。座右の銘は「健康第一」。過酷な看護業務に耐えうるため、また患者に対する献身的な看護を実施するため、自身の健康も必要と考え、2012年からマラソンを始める。現在では各地のイベントや大会に参加するなど、活躍の場は看護のみにとどまらない。この記事が気に入ったらナースのヒント の最新記事を毎日お届けします
ナースのヒント|明日のヒントが見つかるWebメディア , ポリープ切除の際に施行される手術の一つ、EMR。ここでは、EMR手術の実際や術後の看護についてご ブランクや未経験の看護師は、就職前後にしっかり勉強しておくと、スムーズに仕事に慣れることがで 関連因子:酸素の供給/需要バランスの異常診断指標:労作時の呼吸困難、労作時の不快感、倦怠感の訴え、衰弱の訴え長期:患者は活動性を高めることができる短期:1)低心拍出量の徴候・症状がない2)ガス交換障害の徴候・症状がない3)心不全の二次的合併症の徴候・症状がない4)患者の心機能レベルに適したADLを獲得できる5)活動中、後の自覚症状によって活動レベルをコントロールできる・活動耐性低下の症状と程度の観察:安静時と活動中、後の二重積・胸部単純X線から見た重症度と考えられる主な症状・左心不全時の急性増悪時の症状・右心不全時の急性増悪時の症状・ガス交換障害の急性増悪時の症状:労作時呼吸困難、混乱、興奮、易疲労性、嗜好傾向、チアノーゼなど・検査データ:胸部x線、心電図、動脈血ガス分析、心臓カテーテル検査・治療計画に沿った心臓リハビリテーションを実施する。治療のために安静を必要とする患者に対してはデコンデイショニングによる骨格筋萎縮や筋力低下による転倒、心不全の二次障害予防を目的として、安静臥床したままでも実施できる関節可動域運動や等尺性運動を適宜実施する・患者の活動やケア実施中に、心不全症状が観察されたり患者の混乱の訴えがあったりした場合は活動を中止する・活動範囲を広げる場合は症状徴候の発現に留意して活動を徐々に増やす・二重不可を避ける・急激な体重増加や胸部X線上での肺うっ血などに注意し病状悪化の早期発見に努め急性増悪を予防する・患者の心機能や活動範囲に即して、清拭排泄食事などの日常生活を援助する・看護ケア実施時は二重不可、過剰な等尺性負荷を回避した状態で実施する・水分・塩分制限に伴うストレスについて共感的態度で接し、代替的な方法でストレス緩和を図る・水分・塩分制限が遵守できるように励ましたりその必要性を説明する・呼吸困難がある場合は安楽な呼吸体位に整える・酸素療法実施中は指示された酸素量を投与し気道の浄化を図る・急性増悪時に備えて酸素療法や一次救命処置の準備をする・患者の心機能にあった活動範囲や水分塩分制限を遵守できるように患者にい説明し理解を得る・代表的なADLの代謝当量について説明し、心臓の予備能力に応じた活動レベルの重要性を説明する・二重不可、過重な等尺性負荷を回避することの重要性や活動消費エネルギーを節約する方法を患者に説明する関連因子:心不全症状診断指標:患者が入眠困難を訴える、患者が睡眠持続困難を訴える長期:患者は休息と活動のバランスをとることができる短期:1)安静時の心不全症状が消失する2)患者は苦痛なく夜間に睡眠をとることができる・症状の出現状況、程度の有無:睡眠中の呼吸状態、睡眠時の体位、睡眠時間、入眠困難の有無、日中の倦怠感や居眠り、興奮、、気分の変調など・安静睡眠時に心不全症状がある場合は、安楽な体位で眠れるよう援助する・睡眠の妨げにならないよう、夜間は最小限の処置をする・患者と一緒に日中の活動予定を考える・夜間排泄のために睡眠の持続が妨げられる場合は、必要なら夜間の水分摂取を制限する・入眠を促す方法を患者と医療者で考える・心不全症状が睡眠に及ぼす影響を説明する・毎日の睡眠状況を患者自身が把握できるよう説明する 関連因子:知識不足、治療の副作用診断指標:疾患を管理したいと言葉に出す、指示された治療方法を実施するのが難しいと言葉に出す長期:望ましい保険行動の獲得によって、心不全の急性増悪や薬物療法の有害反応を予防できる短期:1)心不全の急性増悪の徴候・症状がない2)治療方針に伴う疑問を医療者に表出し、治療目的を理解できる3)心不全の急性増悪を予防するために必要な日常生活上の留意点を理解し実践していく意思を示す4)内服薬の薬物名、投与量、投与回数、作用、副作用を理解できる5)必要とされるライフスタイルについて家族と一緒に考えることができる・症状悪化、急性増悪時の徴候・心不全の病態や内服治療薬の作用、副作用、活動制限の必要性及び生活管理に関する患者の理解状況や認識・ライフスタイルの変容や実施に対する態度・医師から指示された食事、水分活動範囲、内服薬の実施状況・1日の水分出納、体重の変化・効果的な保険行動を妨げる原因や影響因子・患者が抱いている治療方針に関する疑問や、今後の生活管理に対する認識などを表出するように勧める・ライフスタイルの変容に伴う患者のストレスに対し共感受容して自己効力感を高められるように支援する・必要ならば患者の家族に働きかけて、患者と共に学べる場を提供する・患者家族の理解状況に応じた資料を作成する・患者家族の自主的な学習を促す・活動消費エネルギーを節約する方法を患者に説明し、患者の実際のお生活状況を把握しながら患者の心臓予備能力に適した生活動作について指導を行う・塩分制限食や水分制限、禁煙禁酒の必要性を説明する・塩分制限食の実際を理解するために入院中の食事と比較しながら食事指導を行う・水分制限がある場合は、薬の副作用と一緒に脱水予防について指導する・患者家族への服薬指導では薬物名、投与量、投与回数、作用副作用について説明する。患者の理解状況に合わせたモニタリングの方法についても指導する・体重測定を毎日実施することの重要性を説明し目標とするドライウエイト値よりも、短期間に急激に増加する場合は早期受診するよう指導する・心不全の急性増悪時の主症状や対処方法を、患者家族に十分に説明する・二重不可、過重な等尺性負荷を回避することの重要性や活動消費エネルギーを節約する方法を患者に説明する・疾患管理に対してストレスを抱えている場合には一緒に生活習慣の在り方を見直す必要性や一人で悩まないことを説明する・呼吸器感染症予防のために、手洗いや咳嗽の指導、感冒罹患時の早期受診について指導を行う・定期的受診によって急性増悪を予防することの意味を説明する 関連因子:健康状態の変化、健康状態に対する脅威、経済状態の変化、経済状態に対する脅威診断指標:脈拍数の増加、不眠、声の震え、呼吸数の増加、焦燥感、思考の遮断、混乱など長期:患者の身体心理社会的不安が軽減され、安楽が増大したとの言動が表出される短期:1)患者家族が不安に思っていることや気持ちを人に伝えることができる2)不安や恐怖心を増悪させる原因を認識できる3)適切なコーピング行動をとることができる・疾患や治療、急性増悪予防のための生活管理に対する認識や受け止め方・生理的:心悸亢進、過呼吸、声の震え、顔面紅潮、蒼白、知覚異常、食欲不振など・情動的:自身の感情(心配、リラックスできない、自信がない)を述べる。以下の言動が見られる(イライラ、受け身的、引きこもりなど)・認知的:精神集中できない、混乱、放心状態など・不安のレベル(軽度、中等度、強度、パニック)・心不全症状の緩和に努める・患者のそばに付き添い看護師の共感的理解の姿勢、態度を伝える・不安が増強しない環境を整える・不安が減少し患者に考える余裕が出てきたら不安や恐怖心を増悪させる原因や状況きっかけなどを考えてみるよう促す・可能な限り患者の努力を肯定的に評価する・患者のコーピング行動について一緒に振り返り、どのようなコーピング行動がストレスの軽減につながるかについて考えたり提案したりする・必要ならば不安や緊張を緩和する介入を提供する・慢性的に不安や不適応状態にある患者は精神科に相談して評価してもらう・必要ならば社会資源について説明しソーシャルワーカーを紹介する・疾患に対する誤った認識がありそれが不安の原因である場合は、正しい知識をわかりやすく説明する・将来に対する漠然とした不安など、避けられないストレス状況に対して解消するための手段を説明する 参考資料: 夫が精神疾患を患ったので、経過をブログにしようと思いました。夫が精神疾患を患ったので、経過をブログにしようと思いました。