日報やレポートで「所感」を求められることがありますが、「所感」には何を書けばよいのでしょう。「所感」の言葉の意味から、ネタ探しや書き方のポイントについても解説します。面倒な「所感」をスマートに書きこなしたい方、必見です!目次「所感」とは、心に感じた事・思い浮かんだこと、という意味の言葉です。影響を受けたことや心が動いたこと、というニュアンスもあります。簡単にいうと、「感想」と言葉と同じような意味ですが、「気持ち」だけでなく、一歩踏み込んだ考え・対策などを含むのが「所感」です。ビジネスでは、感じたことをビジネスに活かすことが求められます。そのため、「所感」という言葉がよく用いられるのです。「所感」は「述べる」という動詞を用いるのが一般的です。口頭では、「所感を述べますと」と前置きのように使うほか、「セミナー終了後には所感を述べていただきますので、よろしくお願いします」とすることもあります。また、「所感」として、日報やレポートで記述が求められるのことも多いものです。そのような場合には「所感を記入後、提出してください」という風なアナウンスも可能です。「所感」を英訳すると「impression」となります。「所感を述べる」は「give one’s impressions of~」や「state one’s impressions of~」とします。また、「二言三言」という意味の「a few words」を使って、などとすることもあります。他にも、「考え」という意味の「thoughts」「comments」など「impression」を使わない例も多いものです。「所感」はビジネスのいたるところで求められます。「所感」にはどのようなことを書けばよいのでしょう。ポイントを、例文を交えて紹介します。「所感」を日報にかかなければいけないという人も少なくありません。日報に記す際には、まず、今日の仕事内容から順に記載します。ポイントは、の3点です。毎日書くものなので、明日の予定と今後の目標を交えて締めくくるのが理想です。以下に例文を記載します。「本日は午前に提案資料作成、午後はA社提案、およびB社打ち合わせのため外出でした。A社では担当者の反応もよく、次回ブラッシュアップした資料を持参し再提案予定です。B社は受注内容が固まったので、発注書等の作成に移ります。セミナーや研修に出席後、「所感」を求められることもよくあります。この場合は、の2点が大きなポイントです。ただ「勉強になりました」「参加してよかったです」ではなく、具体的な方向性が出せるとしっかりした印象になります。以下に例文を記載します。「本日の情報セキュリティセミナーでは、危機管理の重要性を目の当たりにしました。ニュースで耳にするような個人情報流出は自社では無関係と考えていましたが、取引先情報や受注内容もまた厳密な管理が必要なのは言うまでもありません。「所感」は物事を受けて思い浮かんだこと、感じたことをベースとして記載するものなので、ネタはその出来事から選ぶのが通例です。日報ならその日の業務を、セミナーや研修ならその内容をまずは1~2文にまとめましょう。先にも触れましたが「所感」は「感想」に終わらせないのが一番のポイントです。たとえば、「スケジュールに遅れがみられるのが懸念点です」で終わるのではなく、「スケジュールの再調整をするとともに、連絡体制・頻度を見直します」とすると問題点と対処法が分かります。このように内容を分析し、今後に結び付けて締めくくることで、「所感」らしく見せることができます。「所感」の類語のひとつ、「感想」については先にも触れましたが、ほかにも似た意味の言葉がいくつかあります。それぞれの違いとともに解説します。「所感」の類語には「所見」があります。「所見」は、「見た結果に対する判断・意見」という意味です。読んで字のごとく、「見た事柄」がベースになるので、客観性が高いのが特徴です。一方、「所感」は個人の思いや心に浮かんだこと、というニュアンスがあり、主観が入る点で異なります。ビジネスシーンでは「考察」という言葉もよく用いられます。「考察」とは、物事を調べたり分析したりした上で、深く考えることという意味です。物事を明らかにするために考えた事、というニュアンスがあり、「所感」よりも精密さ・重要さが加わるのがポイントです。ビジネスシーンにおける「所感」では、単なる感想に終わらず、対処法や対策までが求められます。そのため、単に事実や思い浮かんだことを述べるのではなく、実際の業務内容と結び付けて書くのがポイントです。具体性があると文章がぐっと引き締まり、ビジネスマンとしての株も上がること間違いなしです。©Copyright 気になるちょっとした疑問はこのブログで解決しましょう!特にセミナーなどを受けた後に提出を求められるそこで、所感の意味や、ビジネスシーンにおける所感の書き方について例文を交えて紹介していきます。ぜひ参考にしてくださいね!目次所感の本来の意味は、感想と同じく「自分が思ったことを文章や口頭で述べる」ことです。しかし、ビジネスシーンにおいては、次の意味に変化するんですよ。仕事でより改善を行うのであれば、どうするのかを考える必要があります。良い点や悪い点を述べた上で、そこからどうするかを自分なりに述べるのが「所感」なんですね。ビジネスシーンにおいては、次のような場面で所感が求められます。特に会社で受けるセミナーや研修は、受けただけではその後に生かされません。今後どのように活かすかを、書類で提出して報告することが求められるんですね。日報の書式の中に、所感を記入する欄が設けられていることがあります。ここで求められるのは、今日行った仕事に対する感想とそれに対する反省や改善を記入することです。トラブルがあれば、何故起きたのかを分析するなど、明日につながる提案などを記入したいですね。所感の提出を求められたときは、次のポイントを抑えておくと書きやすくなりますよ。所感には感想も含まれることから、自分がどう考えたか・感じたかを書くことも求められます。ただし「悲しかった」「悔しかった」「嬉しかった」…だけで終わらず、ビジネスで求められる所感では、次にどうつなげるかについて自分なりの意見を書く必要があります。それが正しいかどうか、あるいは絶対である必要はないので、まずは所感はレポートや論文ではないため、短くまとめる必要があります。ビジネス文章の基本は、短くわかりやすくまとめる事ですので、所感でも簡単にまとめましょう。次に、状況別の例文を紹介します。その中で自分は仕事を急ぐばかりに、いくつもの作業を同時に進行してしまう癖が有ることがわかりました。まずはどの作業を最優先すべきかをチェックし、一つ一つ確実に片付けることが課題であることもわかりました。他にも見習いたい点はありましたが、まずはこの点から実行していきたいです。午後からは●●さんのプロジェクトの資料作成の補助に周り、その間に営業メールを20件送信しました。このうち5社から返答があり、1件は課長へ回し、残り4件は資料を添付した上で再送信しました。午後の作業内容がいずれも中途半端となったため、優先順位を確認の上、明日は●●さんの補助に回ります。そのため一旦作業を止めてメンテナンスを行い、その間他ラインのヘルプに回った。機械の不調原因は日作業終了時の清掃忘れが原因だと判明したため、昨日の担当に注意した。また改めて全員に、清掃手順の確認と相互確認の徹底を伝えた。日報などの所感であれば、記入内容が決まってくるためそれほど難しくはないでしょう。一方で研修を受けた後に書く所感は、書き慣れていないと悩んでしまいますよね。学んだことを次に活かしてスキルアップするためにも、しっかりと所感をまとめるようにしたいですね。
TOP ビジネス用語 「所見」の2つの意味とは?例文を使った正しい使い方や類義語も紹介 「所見」の2つの意味とは?例文を使った正しい使い方や類義語も紹介 最終更新日:2020/06/05 「所感」の書き方、ポイントと例文 「所感」はビジネスのいたるところで求められます。「所感」にはどのようなことを書けばよいのでしょう。ポイントを、例文を交えて紹介します。日報では業務の振り返りと明日の目標を ビジネス文章や学校のレポート・論文などで「所感」を求められたとき、どのように書けばいいのでしょうか。「所感」は「感想」と違い、書き方に一定のコツがあります。ここでは研修などのレポートと論文を例に挙げ、3ステップに分けて手順を紹介します。 email confirmpost date日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策) ビジネスパーソンにふさわしい「所感」例 <例1>30分で日報作成を行う目標を立てていたが、50分要してしまった。 本日の業務内容を思い出すのに時間がかかってしまったので、今後はこまめにメモを取り、思い出す時間を削減したいと思う。 目次 1 所感の意味とは? 1.1 感じた事を述べ、さらに提案や反省点を述べる 1.2 どんな場面で所感が求められるか 2 ビジネスシーンにおける所感の書き方 2.1 所感の書き方のポイント 2.2 所感の書き方例文 3 難しく考えずに書き出してみる 例文と一緒に、所感を書く際のポイントを押さえておきましょう。 ビジネスシーンでの所感の書き方・使い方 「次回につながる」「今後の仕事に役立つ」と一口に言っても、漠然とした所感の書き方・使い方では周囲に自分の想いをうまく伝えられ … 今回はいろんなビジネスシーンでの研修報告書の書き方とその着目点について、多角的な視点や情報を踏まえ、わかりやすくお伝えします。どうぞ皆さんの社会生活や、会社での報告書を提出する際においてお役立て下さい。例文もご紹介いたします。