さまざまな役を演じ続ける俳優の賀来賢人さん。2016年に女優の榮倉奈々さんとご結婚、現在は一児のパパでもあります。この記事では賀来賢人さんが出演したドラマ、映画の中からおすすめ15作品をご紹介いたします。主演映画『今日から俺は! 最新の投稿 本記事でこれからご紹介する作品は、いずれも食欲をそそられるグルメ映画です。各国のおいしそうな食べ物がどんどん出てくるので、空腹感を刺激される可能性があるため、お腹が空いた状態でのご視聴はご注意ください。 もうすぐ父の日♪お出かけやプレゼントも良いけど、お家でゆっくり映画鑑賞はいかがですか?父の日に親子で是非見て欲しい感動作をご紹介します! 今後の日本の芸能界を支える若手俳優たちが続々と誕生していますが、魅力的なスターが多くて気になってしまいますよね?ここではメディアで話題になっていたり露出が増えてきた10~20代のネクストブレイク確実の若手俳優を中心に紹介していきたいと思います。是非チェックしてみてくださいね! youtu.be金魚の寿命は10年から15年と言われていますが、今回二階堂ふみさんが演じる金魚は3年子(3歳)なので、人間の寿命を80年と想定すると18歳くらいの設定ですかね?予告動画冒頭から赤いシーツが敷き詰められていて、大杉蓮さんと二階堂ふみさんが上半身まっぱ(に見える)。コ、コレはお色気シーン満載か?と期待したんですが、はい違いましたー(´・ω・`)金魚の赤とヒラヒラを表してるのね。二階堂ふみ …
経験と実力を兼ね備えた40代と50代のベテラン俳優たち。主役だけでなく脇役もこなせる彼らは、常に映画やドラマに引っ張りだこですよね。今回はそんな40代と50代のベテラン俳優から、とびきり人気の30人をご紹介!代表作や最新作、私生活情報も合わせてお伝えしていきます。お気に入りのベテラン俳優は入っているのか?ぜひチェックしてみて! 最近話題のキーワードピックアップ シネマカフェで話題のキーワードカテゴリ一覧ピックアップ シネマカフェについてピックアップ シネマカフェ | 映画・アニメのまとめサイト© IID, Inc. 『蜜のあわれ』(みつのあわれ)は、室生犀星が1959年に刊行した幻想小説。『新潮』1959年(昭和34年)1月号から4月号に連載、同年に新潮社より刊行された。 2016年にはこれを原作とする日本映画が … 2016年に公開された、二階堂ふみさん主演の映画の原作です。老作家と金魚の女の子の交流が描かれる、非常に興味深い作品です。もっと面白いのは、本作が地の文なし・会話のみで展開される点です。今回は、室生犀星『蜜のあわれ』のあらすじと内容解説、感想をご紹介します!Contents『蜜のあわれ』は、1959年に文芸雑誌『新潮』(1月号~4月号)で連載された室生犀星の中編小説です。作家と金魚の恋が描かれています。刊行された当時は、全文が会話であることの斬新さが評価されました。同時に、「女の妖(あや)しさが男性側からしか描かれていない」「金魚かつ少女という設定が不安定」という批判的な意見もありましたが、現在は犀星作品を代表する小説として位置づけられています。2016年には、二階堂ふみさん主演で映画化されました。映画『蜜のあわれ』については、以下の記事をご参照ください。室生犀星は、泉鏡花や徳田秋声とならんで、金沢を代表する文豪です。詩人としてスタートし、大正8年に発表した『幼年時代』で小説家に転じました。堀辰雄と芥川を突き合せた人物です。青年期に貧乏であることと容姿にコンプレックスを抱いていたことは、犀星の作品に影響を及ぼしています。人間観察でなく、自身の心情に目を向けており、出来不出来が著しかったため、なかなか大きな評価をされることはありませんでした。しかし、晩年も精力的に活動しました。老作家の上山は、飼っている金魚と仲良しです。金魚の赤子は、上山に「恋人になろう」と提案し、2人はより仲を深めます。そんなとき、赤子はすでに死んだ上山の知り合い・ゆり子と出会います。その後、人間と金魚と幽霊の奇妙な関係が続いていきます。3歳の金魚。人間で言うと17歳~20歳くらい。70歳の老作家。赤子を溺愛する。上山と以前関係があった女性。すでに亡くなった幽霊。この先、室生犀星『蜜のあわれ』の内容を冒頭から結末まで解説しています。その女性は、15年前から上山と親交があるのだと言いますが、決して上山と会おうとしませんでした。赤子は上山のところに連れて行こうとしますが、その女性は去って行ってしまいました。講演後、赤子は上山に「 ある日、赤子は外でゆり子に会います。赤子が「おばさまは、ゆうれいでしょう」と聞くと、「ほほ、でもあなただってゆうれいじゃないこと」と赤子が金魚であることを見破りました。そして、またしても上山に会わないまま、足早に帰っていきます。その後、家にはまた別の女の幽霊がやって来ます。彼女も、赤子を見てすぐに金魚だと見破りました。彼女は、40年前に上山を捨てたこと直接謝りたいと申し出ますが、赤子は取り次ごうとせず、「早くかえってよ」と言い放ちました。買い物を終えた赤子は、ゆり子を家に招き入れようとしますが、ゆり子は「急ぐ用事が一杯たまっているんです」の一点張りで決して家に入ろうとしません。ところが、赤子の必死の説得でとうとう折れたゆり子は、赤子のメイク道具で顔を直した後なら、上山と会っても良いと言いました。 赤子は、嬉々として上山にゆり子が来たことを報告します。ゆり子のところに戻った赤子は、「おじさまは出て来ないのよ」と言いました。それを聞いたゆり子は、「暗くなったから、そろそろ行きましょう」と言って足早に去って行きます。赤子は呼び止めましたが、ゆり子はさっさと歩いて行ってしまいました。赤子は、「おばさま、暖かくなったら、きっと、いらっしゃい。春になっても、あたいは死なないでいるから」と言いました。赤子は、作中では金魚と少女の間を行き来するような書かれ方をしていて、存在があやふやです。地の文がない全文会話体の『蜜のあわれ』は、こうした不確実性をはらんでいます。「蜜」という言葉は、本作と密接にかかわっています。赤子の上山に対する甘ったれた話し方や、上山の赤子への甘い態度は、蜜の「甘さ」と対応します。また、「とろとろ」「とろけさせる」という赤子の言葉も、蜜を連想させる言葉です。さらに、赤子が自身の身体を表現する擬音に「ぬらぬら」「ぺとぺと」「のめのめ」という擬音語を使っていますが、これも蜜の粘り気のあるテクスチャーを想起させます。次は「あわれ」についてです。あわれは、本作の持つ不安定さを表すものと考えることができます。『蜜のあわれ』は、金魚と少女の間、生と死の間、上山と赤子・上山の1人語りの間で揺れています。「あわれ」はこうした揺れを表現しているのです。加藤可純「室生犀星『蜜のあはれ』論」(あいち国文 2014年)近年、金魚の美しさが再評価され、水族館では金魚がアートとして展示されることが増えました。実際、作者の室生犀星は金魚を飼っていて、日記で金魚を「彼女」と呼んでいたことから、犀星はその美しさに魅了されていたのかもしれません。地の文がなく、すべて会話で構成される興味深い作品です。赤子の可愛らしい語り口や、大人の目線で、赤子の相手をしてあげる上山の様子が面白いです。上山と赤子の日常が描かれますが、特に2人が戯れるシーンは見どころです。「こんなに尾っぽ食われちゃった。」赤子の上品な言葉遣いと、のんびりした上山の動作が相まって、非常に官能的な場面です。今回は、室生犀星『蜜のあわれ』のあらすじと内容解説、感想をご紹介しました。他の作品にはない独特の世界が広がっている小説なので、ぜひ読んでみて下さい!↑Kindle版は無料¥0で読むことができます。