【歌詞和訳】AURORA “A Different Kind Of Human” 【歌詞和訳】AURORA “Lucky” 【歌詞和訳】AURORA “All Is Soft Inside” 【歌詞和訳】AURORA “Soft Universe” カテゴリー. Runaway Lyrics: I was listening to the ocean / I saw a face in the sand / But when I picked it up / Then it vanished away from my hands, down / I had a dream I was seven / Climbing my way in a The Seed - AURORAの歌詞と和訳: Just like the seed/種のように/I don't know where to go/私たちはどこへ向かうか分からない/Through dirt and shadow, I grow/暗い時期を乗り越えて私は成長する/I'm reaching light through the struggle/困難に打ち勝って光に辿り着くのよ I'm translating English lyrics into Japanese to improve my English. AURORAのヒーローのひとりはボブ・ディランです。そしてAURORAが初めて作った曲(“I had a dream”)を聴く限り、実はフォークソングの影響がいちばん大きいのかもしれません。 とはいえ、AURORAから生まれるメロディはすでに彼女特有のものになっています。 AURORAのヒーローのひとりはボブ・ディランです。そしてAURORAが初めて作った曲(“I had a dream”)を聴く限り、実はフォークソングの影響がいちばん大きいのかもしれません。 とはいえ、AURORAから生まれるメロディはすでに彼女特有のものになっています。 歌詞. AURORA – Runaway 初めて聴いて率直な感想は、雰囲気で言うと、あのEnya(エンヤ)に似てるなぁと感じました。 重奏的な声の重なりが生み出す神秘的な雰囲気と、ゆったりした曲調 Runaway. ゆるゆる洋楽和訳.
♦イントロダクション ノルウェイ生まれの女性シンガーソングライター、AURORA(オーロラ)の新曲MVが、デビューアルバムの発売に先立って、2/16に公開されました。 海外の記事では、よく「Melancholy(物憂げな)」と形容されるAURORAの楽曲ですが、新曲“Conqueror”に関して言えば、ポップさに比重が置かれています。 しかし歌詞は……? さて、今回はAURORAの“Conqueror”を翻訳します。その前にアーティスト紹介をどうぞ。 AURORAはノルウェイ出身の19歳。ストリーミングサイトに投稿した楽曲が注目を集め、その後すぐにイギリスとアメリカのレコード会社と契約する運びとなりました(そのうちの一社はローリングストーンズをデビューさせたことで知られるデッカレコーズ)。 彼女の楽曲を説明するときに、ひとこと音楽ジャンルで言うのは難しいです。難しいのですが、基本的なスタイルとしては次のように言えます。 これでは長過ぎますね。ならばこう言ってもいいです。 北欧出身ということもあり、「ビョークのような」と書けば伝わり易いでしょうが、伝わり易すぎて本質をまったく突けません。そもそも、AURORAの音楽は「ビョークのよう 北欧地方の民謡––––ヨイクの影響も考えました。が、聴き比べた感触では、あまり影響は感じられません(ヨイクって何? と思った方、アナ雪は好きですか? あの映画のオープニング曲のモチーフとなったのがヨイクです)。 では、AURORAの音楽のルーツはどこにあるのでしょう? とはいえ、AURORAから生まれるメロディはすでに彼女特有のものになっています。特筆すべきは、感情の振り幅。前述もしましたが、陰から陽へのストロークがものすごく広く、聴いていてものすごく気持ちいいのです。 そして、最後にどうしても触れておきたいのが、AURORAのダンスです。ミュージックビデオや そう、楽曲のオリジナリティに加えて、身体表現が巧い、というのが彼女の魅力です。 長くなりました。では、曲をどうぞ。Broken mornings, broken nights and broken days in betweenJust like in fiction, in every addictionI've been looking for the conquerorBroken me and broken themBut there's no seduction only destruction[x2]I feel ali-li-live[x2] この歌詞の最初のヴァースを読んで思ったのが「創世神話」っぽいな、ということでした。 創世神話と言うのは、世界各地の神話における「どうして世界が起こったか?」を説明する物語のことです。キリスト教なら「光あれ」だし、日本神話なら「あめつちのはじめのとき、たかまのはらに……」です。 そういう雰囲気をこの歌詞から感じ取って、神秘主義の詩人( この歌詞では本来壊れないものが壊れまくります。brokenしまくります。これを全部「壊れた」と訳すとおかしなことになるので、今回は broken の訳し方に悩ませられることが多かった。たとえば、「broken leg」なら「こわれた脚」ではなく「折れた脚」「broken Engrish」なら「めちゃくちゃな英語」「broken heart」なら「傷心」 というように、何が壊れているかで broken の訳はけっこう動かさなければならない。この歌詞で言うと、まず「morning」「night」「days」が壊れています。これをどうして「朝は無く、夜も無く、日々は失われた」としたかといいますと……それは、次に続きます。 この歌詞を神話っぽく訳すぞ、と僕は心に決めているわけです。ですから、もしかしたらそれが間違っているかもしれない、とは考えなかったわけです––––。 さて、 神話には対立が多いです。「火と水」「昼と夜」「天と地」「天使と悪魔」「女と男」こういった対立から世界が創られていくことが、神話では多い。僕はまずはじめに、この対立の構造を最初のヴァースに感じ取りました。「broken」と「open」が対立しているな、と睨んだんですね。 すぐに困る事になりました。僕の読みが正しければ、「broken morning」と「open ground」は対になっているはず。しかし、そうはなっていない。朝と対になるのは夜では? 大地と対になるのは天では? 最初の一行目で訳が止まりました。AURORA恐るべし、こんな難解な歌詞を書くなんて……(僕が頭悪いだけなんですが)。 しかたなく歌詞全体を機械的に直訳していきました。それで分かったんですが、この歌詞は「空想」と「現実」が拮抗するストーリーだった。ということは、 この歌詞のなかで対立の構造を持っているのは「空想」と「現実」なのです。 最初のヴァースの話に戻ります。つまり単体同士ではなく、broken した「朝、夜、日々」のグループと「大地、空、海」のグループが対立しているのだ、と解釈すればよかった。こうしてみると、一気に歌詞の言葉が意味を成していきます。「brokenした朝や夜や日々」というのは、 だからこそ「in between」は「隙間に」と訳しました。空想は現実の隙間にできるものだ、と考えてのことです。「Take over 〜」は「〜を引き継ぐ/〜に代わる」という意味。「awake」はやや固い言い方で「覚醒」という意味。なので“Oh fantasy's taking over, awake me”は「ああ、空想が私の覚醒を引き継いで(代わって)ゆく」になります。このままではまどろっこしいので、「想像が生きることの代わりになってゆく」としました。この歌詞で使われている「awake」の意味するところは「現実世界での覚醒」でしょうからね。 楽曲の名前にもなっている「Conqueror」は辞書で引くと「征服者」と出てきます。この歌詞に出て来る「Conqueror」は【私】を焦がれさせる魅力的な存在なのですが、「征服者」としてしまうとその魅力が伝わりにくいため、シンプルに「王」としています。空想のなかの人物に憧れる。そういう感覚、わからなくはありません。「looking for 〜」は「〜を探して」ですよね。ですから“I've been looking for the conqueror”は「私はずっと王をさがしていた」でいいのですが、そうは訳していません。 なぜならこの【王】は現れません。それによって歌詞ではこのあと【私】が壊れてしまうのですが、それほど【王】に対する【私】の気持ちは強いのに、ただ「探していた」としてしまっては不十分でしょう。 だからあえて「ずっと焦がれていた」と強めに訳しています。 そうでなければ【私】は壊れない。 また broken です。やっつけてしまいましょう。今度は「私、あいつら、あなた」がbroken して、「耳、あいつらの目」がopenします。 こっちの方が訳が難しかったです……。「broken me」と「broken them」のあいだには接続詞「and」が置かれ、関連を示唆しています。直訳すると「壊れた私と壊れた彼ら」あるいは「壊れた私、そして、壊れた彼ら」。 まず「them」が何を指すかを解読するところから始めました。 この歌詞にはこれまで「them」に相当する人物は出てきていません。【私】と【王】だけです。ですから、消去法的に「them」が指すのは「想像した世界」ということにしました。「broken me」––––これは「心が壊れている」という解釈でいいと思います。諦めていたり、見失っていたり、悲しかったり、そういう心理状態を指しているのだ、と。 あとは“Broken me and broken them”に当てはめ、言葉を選んでいきました。こんな感じで、「私が(心が)砕け散り、そして、想像も破れた」。【私の心】と【想像の世界】は関連がありますよね。これで「and」が入っていた理由も判りました。 それで、さらには「貴方(Conqueror)すらもbroken(想像なのですから“消え失せて”)しまう」 ……ええと、あの、読むのに疲れていませんか? 今回は翻訳に躓くことが多かったので、解説も長くなっております。できるだけ手短にいきたいとは思っていますが……。 ––––さて、「open ears」ですが、こういう言い回しは珍しいはずです。耳は本来開かないものです。「open eys(目を開く)」「open arms(腕を広げる)」ならばわかりますよね。しかし、耳は……? さらに「open (my) ears」の可能性もあれば「open (your) ears」の可能性もあるのです。なんなんだこれは、おそるべしAURORA……。 訳はまたストップし、その間、僕はAURORAの事が書いてある海外の記事を読みあさっていました。そして見つけたのです、 この記事では「どうして音はイメージを喚起するのか」ということに言及されており、そのなかでAURORAは「音とイメージを結合したいと思うんだ」と言っています。さらには2015年7月31日のFacebookには、樹に額をくっつけているAURORAの写真が投稿され、「樹々がなにを言っているか聴こうとしているの。今日は新しい曲をスタジオで作る日だよ」というコメント––––。 ところで皆さんは想像を膨らませるときどうしますか? 目を閉じるんじゃないですか? そうやって、目蓋の裏に想像を描く––––。それが普通だと思います。僕もそうします。しかしですね、 だからこの「open ears」は「open すると彼ら(想像)も目を覚まします。そして––––“makes 〜”は「〜させる」です。たとえば“makes me smile”なら「私を笑わせた/私は笑わされた」となります。良くも悪くも強制力を持っているイメージ。 今回は、この強制力を感じさせる訳にすべく「あたなを求めずにはいられない」としています。 そして【王】はいつの間にかそこに居る。「どうして来てくれないのか」と私は問う。王は「来ている」と答える。 そうじゃない。私が聞いているのは 怒り任せに想像する事をやめると、私は私が創った世界とさよならすることができる。なんて脆い世界だ。でも私は、現実世界のありようすべてに納得がいかない。とくに音。音が気に入らない。 私は耳をふさぎ、内なる声に耳をすます。「私は生きてる、私は生きてる、私は生きてる」呪文のように唱える。 すぐに彼らは姿を現す。王もそのなかにいる。私はまた問う。「王よ、どうして貴方は来てくださらないのか!」そして私は喉から塊を吐き出すように付け足す。「現実の世界に」 すると王は何も答えない。 でもいろんなことを考えられたので楽しかったです。 そもそもAURORAのことをnoteに書くのは二回目で、一回目は操作を間違って消してしまったのです(笑…えない)。そのとき取り上げた楽曲は“Half the World Away”でした。イギリスの有名バンド、オアシスのカヴァーです。 僕は考えました。これは、noteの【王】が「新人のアーティストを紹介するのに最初がカヴァー曲っておかしくね?」「ほんとうに紹介するならオリジナルでしょ?」と言ってるんだなー、と。それで、ちょうどMVも公開されたことだし、と取りかかりました。 長かったですよね。ここまで読んでくれたあなた、ほんとうに有り難う。 洋楽の歌詞の翻訳をします。