続3部作としてディズニーによって制作された映画「スターウォーズ9スカイウォーカーの夜明け」は、エピソード7、エピソード8に比べて、解決や伏線の回収が多く見られた作品でした。しかしながら、世界観の大きなSF作品として未だ残った謎もあります。今回は、そんな物語の矛盾や謎、伏線の回収での解決についてまとめていきたいと思います。目次(各項目をタップすると、その項目に飛びます。) それでは、まず、初めに、映画「スターウォーズ9スカイウォーカーの夜明け」の矛盾やツッコミ所についてまとめていきます。それは、以下の点挙げられるでしょう。1.パルパティーンの使い方その一方で、エピソード7、エピソード8では、シークというキャラクターがシス側のボスとして登場しており、エピソード8でカイロ・レンによって殺害されています。このパルパティーンの登場は、強い悪役との対決としてもこれまでのスターウォーズ作品を愛してきたファンにとっても待っていた人も多くいたのではないかと思われます。 しかし、映画『スターウォーズ6ジェダイの帰還』でもやっている図式である「ルーク×ダースベイダー対パルパティーン」の再現をこの映画でもした末、孫であるレイは、パルパティーン、つまり、スターウォーズ作品は、銀河をまたにかけた家族喧嘩と称されるくらいに、親子の物語が錯綜します。レイもフィンも出生がない、という点で新キャラクターは、親しい血縁者がいないような家族の多様性も含めた親子の物語をどうにか区切りをつけなければなりませんでした。そのような大きな命題を出しながら結局は、血縁を頼る物語の最後の大きな山をつくらざる負えなかったというのは、解決の糸口としては、中途半端であるような印象を残しました。そもそもの父子の物語の役割は、フォースで繋がっていたベン・ソロが担っていたというのであれば、もう少し、レイの葛藤やパルパティーンとのやりとりを丁寧に描く必要があったかもしれません。シス側のパルパティーンの役割は、レイアやハン・ソロとの間に生まれながらダースベイダーに憧れたベン・ソロとの関係を対にするために、パルパティーンの孫でありながらハン・ソロやルークのもとで成長したレイという社会的設定のために配置されたように感じられてしまい、フォースに関しては、エピソード7、エピソード8でもしばしばツッコまれてきましたが、エピソード9では、そもそも「フォース」とは、何か、というと一言でいえば超常的な能力、すなわちエネルギー体です。これは、このエネルギーは、銀河の万物の全てにやどっており、その力をフォース感能者だけが用いることができます。ライトサイドのジェダイもダークサイドのシスも両方が用い、研究され、日常から戦闘も含めて、幅広く力が行使されてきました。具体的には、指先から電撃を出したり、念力で人や物を操ったり、心をよみ、遠くにいる相手の行動を予知するテレパシーなどが可能です。今回、疑問を抱いたのは、フォースにそんな権限があっていいのか、という「なんでもありなのか」といった感想に加えて、また、その蘇った後の気持ちを表現した方法が「キス」であったこと、そして、ディズニー作品であったことからレイが、これでのディズニープリンセス作品を踏襲して、王子様に命を助けられるお姫様像になってしまったことが否めません。また、カイロ・レンとレイが反発しながらも繋がってきたことは、お互いの出生とフォースであるなら、フォースの力の無制限化によって、残念ながらベン・ソロとレイとの関係がどういったものであるのか、分類が難しくなったのもフォースの力の曖昧さ故ではないのかと思います。以上の1.2.でも述べてきたとおり、レイの親子の物語が映画のタイトルである「スカイウォーカー家」との関係も含めて、解決がされるということであれば、結局、レイは、血縁者であるパルパティーンというシスのダークサイドから逃れるために、両親が命をかけて惑星ジャク―に隠しました。レイが血縁を完全に脱却し、ライトサイドに自らの意思で身をよせるというのであれば、パルパティーンを歴代のジェダイに励まされ、力をわけてもらいながら倒したという演出だけでよかったのではないかと思います。ところが、一度命を落としたレイは、ベン・ソロによって復活します。つまり、ベン・ソロの力もレイの身体には流れている。 ベン・ソロとレイの間の話だけならその演出も感動をよびました。実際、筆者も嫌いな展開ではありません。筆者が矛盾視している展開はその先であるレイがジェダイから受け継ぎ、パルパティーンを倒したレイアとルークのライトセイバーを埋め、家族がいなかったレイが自分の意思で、強い繋がりをもった人たちとの関係を深めて、同志となり、そのもとで、関係性をもった人たちと家族を形成していくという図式を描きたかったのであれば、魂でスカイウォーカー家の養子になる、もしくは、ベン・ソロらスカイウォーカー家の血を受け継いだような図式をとらなくても、単に、レイがダークサイドとの戦いに勝つという図式で、レイがダークサイドの血縁からの自立が描かれ、新しいストーリーが強調されたのではないかと思います。あくまでも血縁者対決にしたかったのであれば、はじめから孤児設定でなく、パルパティーンの血縁者を打ち出しておいた方が、内面の葛藤を超えるカタルシスがこの対決の中でもっと深く感じられたように考えました。 次に、映画「スターウォーズ9スカイウォーカーの夜明け」で回収された伏線をまとめていきます。それは、以下の点です。1.レイの出生と血縁これまで、レイは、惑星ジャク―でゴミあさりをして、幼い頃から一人で生きてきたこと、両親と離れ離れになったことが情報としてありました。そして、パルパティーンから守るために両親が惑星ジャク―へ隠したことも知ります。エピソード7、エピソード8で、これまでは、スノーくがシス側を仕切っていたように見えました。しかし、冒ちなみに、最高指導者のカイロ・レンは、パルパティーンさえ倒して、銀河で最大の力をもち、統治することを望んでいます。エピソード7からカイロ・レンは、ダークサイドにいながら精神が不安定で、感情の動揺が見られる描写が目立ちました。今回の映画で、 最後に、映画「スターウォーズ9スカイウォーカーの夜明け」で残された謎をまとめていきます。謎は以下の点です。1.レイとベン・ソロの関係2.フィンはジェダイ?3.フィンの伝えたかったこと カイロ・レンがベン・ソロとしての自分を取り戻したことで、レイとベン・ソロは、和解します。そして、お互いの命まで助け合う行動にでたのですが、その関係は恋愛関係としても発展したのかどうか、という謎が残されました。お互いがフォースで強く結びついあっているため、深い関係性にあることは間違いないのですが、それがエピソード7でもフィンはライトセイバーを用いて戦う場面があり、初めてにも関わず使いこなしているところからフィンはフォース感応者なのかという憶測はとんでいました。しかし、レイのように修行することもなく、そういった場面は、エピソード8では見られませんでした。ところが、エピソード9になるとフィンがフォースについて話す場面が見られました。それが、フィンと同様、元ストームトルーパーの女性ジャナと出会ったときの場面です。ジャナもフィンと同様に人を攻撃する命令に従うことができず、その理由が何なのかわからないと話したとき、フィンが「フォースの力だ、感じるんだ」と諭します。そして、エクセゴルの戦いでもスター・デストロイヤーの船体に信号を送るアンテナが司令塔に移ったことやレイがパルパティーンとの戦いで絶命した瞬間もフィンが察知をしているのです。レイやベン・ソロは、血縁から受け継いだフォースの力が壮大で、それに比べると劣りますが、レイとフィンは、エピソード7からよき友情関係を築いてきました。その中で、エピソード8では、ローズとも出会い、恋愛関係かもしれないという憶測も飛び交った中、今回の映画後半でフィンが意味深なことを言うのです。それが、惑星パサーナで、シスを追ってレイ、フィン、ポー・ダメロン、チューバッカ、BB-8が砂のアリ地獄に捕まったときです。砂に埋もれてしまうという切羽詰まった状況で、フィンはレイに「言いたいことがある」といったのです。このように、ひとつの映画の中に、色んなキーワードやこの作品以外のスターウォーズ作品を観ることで世界観が広がることがスターウォーズの魅力であるとも言えます。これまでの作品を観ることで新たに発見できることもあれば、今後、つくられる作品によって、真実をしることもできるかもしれません。その点でも今後のスターウォーズ作品の制作も楽しみですね。\ディズニ、ピクサー、マーベル、スターウォーズを無料で楽しむならタップ!/※無料期間内に解約すれば料金は発生しません©Copyright2020 ランド・カルリジアンが所有する女性ドロイド。かなりの皮肉屋でよく愚痴をこぼす。ドロイドの扱いが荒い人間に対し、ドロイドの権利を訴えていた。。キーラとは女性同士よく話が合い、その際ランドに惚れられている事を告白している。惑星ケッセルにてコントロールされていたドロイドたちを次々に開放し、初めて生きがいを感じるも、そこで巻き起こった乱闘の中、大量に発射される銃弾を喰らい故障する。宇宙図のデータが記録されており、故障後ハンたちがそれを見るため、ミレニアム・ファルコンと融合する。 ベケット曰くコアクシウムを狙う盗賊の一人。ハンたちがコアクシウムを盗もうとした際に現れ、壮絶な争奪戦を繰り広げるが失敗。その後、ミレニアム・ファルコンに取り付けた発信機の情報を頼りにサヴァリーンに行き着く。そこでハンたちと対面した際、マスクを脱いで素顔を現し、自身は盗賊ではなく反乱者の仲間の一人であることを打ち明ける。そして襲来してきたドライデンの部下たちを撃退し、最後はハンからコアクシウムを受け取り、彼を反乱軍に迎えようとするも断られる。小説版ではその後、ソウ・ゲレラや11歳時のジン・アーソと面会しており、彼らの元にハンから受け取ったコアクシウムを届ける。 ハン・ソロの幼馴染。ハンと共に惑星コレリアからの脱出を試みるがあと一歩のところでモロックに捕らえられ失敗。その後クリムゾン・ドーンの首領であるドライデン・ヴォスに拾われ、彼の秘書となる。3年後、再開したハンたちとともに惑星ケッセルへコアクシウムの強奪計画を遂行する事となる。そして、惑星サヴァリーンにてハンやベケットと交渉決裂となったドライデン・ヴォスと戦闘を繰り広げ、彼を殺害。その後、クリムゾン・ドーンの影の黒幕であるモールと連絡を取り、その際ハンのことは隠してベケットの裏切りを通告し、モールがいる惑星ダソミアに呼び出されたことで、そこへ一人向かった。 トバイアス・ベケットのパートナーにして恋人。ハン・ソロに仕事を手伝わせることに反対する。最後は警備ドロイドの攻撃に遭い、身動きが取れない中、仕事を遂行する事を第一に考え、コアクシウムを積んだ列車の余分な車両を振り落とすために鉄橋を爆破したことで自身も爆発に巻き込まれ死亡する。その後ベケットによって墓が立てられた。また鋭い感覚の持ち主であり、彼女であるキーラのことで悩んでいたハンの気持ちを察していた。 アナキン・スカイウォーカー (Anakin ... シスとしての師弟関係ではないが、フォースの才能を持つ者を帝国尋問官として鍛え、彼らをジェダイを抹殺できるだけの技量に引き上げている。
『エピソードⅦ フォースの覚醒』から始まる、続・三部作の完結作『エピソードⅨ スカイウォーカーの夜明け』。ナンバリングシリーズを締めくくる今作は、主人公レイの出自の秘密やレジスタンス対ファースト・オーダーの決着など、見どころが盛りだくさん!