『ランボー ラスト・ブラッド』(原題:Rambo: Last Blood)は、2019年制作のアメリカ合衆国のアクション映画 1975年、スペイン、バルセロナ生まれ。大ヒットシリーズ『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』(11)に出演し、国際的にその名を知られる。また、スティーヴン・ソダーバーグ監督の『チェ 39歳 別れの手紙』(08)の演技も高く評価される。主な出演作は、ジム・ジャームッシュ監督の『リミッツ・オブ・コントロール』(09)、クリス・エヴァンス共演の『ルーザーズ』(10)、ブレイク・ライヴリー共演、ジャウマ・コレット=セラ監督の『ロスト・バケーション』(16)、ロバート・デ・ニーロ共演の『ハンズ・オブ・ストーン』(16)、『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』(18)など。新作は、トム・ホランド、マッツ・ミケルセン共演の『Chaos Walking(原題)』(21)。 実は『ランボー』は、完結作『ラスト・ブラッド』までに4本しか存在しておらず、全作90〜100分程度のコンパクトなシリーズなのだ。第1作『ランボー』から、第4作『ランボー/最後の戦場』までぶっ続けで観ても、トータル383分。 ビルマでの出来事から11年後、ベトナム戦争の退役軍人ジョン・ランボーは、アリゾナ州ボウイの亡き父の牧場で、旧友マリア・ベルトランとその孫娘ガブリエラと共にで暮らしていた。ガブリエラはランボーに、友人のジゼルがメキシコでガブリエラの実父マヌエルを見つけたことを告げる。ランボーもマリアもガブリエラを引き止めるが、ガブリエラはマヌエルがなぜ自分と母親を捨てたのかを聞くために、こっそり車でメキシコに向かう。ジゼルはガブリエラをマヌエルのアパートに案内するが、マヌエルはガブリエラや母のことを想っていなかったと冷たく言い放つ。 1956年、メキシコ、トルーカ生まれ。ラテン系の映画やTVシリーズで最も成功している女優の一人。2018年、ラテンアメリカ版フォーブス誌の「最も影響力のあるラテン映画女優」と「史上最も力強いラテン系アメリカ人俳優100名」の一人に選出される。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『アモーレス・ぺロス』(00)で国際的に知られる。その後、ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナルら共演の『バベル』(06)で再びイニャリトゥ監督とタッグを組み、アカデミー賞®にノミネートされる。主な出演作は、大ヒット作『マイティ・ソー』(11)、『Cake ケーキ~悲しみが通り過ぎるまで~』(14)、『チリ33人 希望の軌跡』(15)など。 1975年、スペイン生まれ。ヘレン・ミレン主演の『ラブ・ランチ 欲望のナイトクラブ』(10)でハリウッドに進出し、続けて大ヒット作『バイオハザードIV アフターライフ』(10)に出演し、その名を広く知られる。現在、ジョン・シングルトン企画・製作総指揮のTVシリーズ「スノーフォール」(17~)に出演中。主な出演作は、モニカ・ベルッチ共演の『スパイ・バウンド』(04)、『朝食、昼食、そして夕食』(10)、『サンダー・ソード 聖杯と暗黒魔王の騎士団』(11・未)、TVシリーズ「イサベル ~波乱のスペイン女王~」(12~14)、「海のカテドラル」(18)、アネット・べニング、オスカー・アイザック、アントニオ・バンデラス共演の『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』(18)など。 「ランボー」第1作目の原題は 「First Blood」 今回の 「ランボー ラスト・ブラッド」 というタイトルはそれに呼応したものとなっており、シリーズ最終作だといわれている その待望の最新作だが、批評家と観客の間で評価が大きく分かれているようだ
※括弧内は日本語吹替 傷心のガブリエラはジゼルに近くのクラブに連れて行かれるが、メキシコのカルテルに誘拐され、麻薬漬けにされてしまう。一方、マリアはランボーにメキシコでのガブリエラの失踪を知らせる。ランボーはメキシコに急行し、ジゼルにガブリエラの行方を尋問する。ランボーに脅されたジゼルは、しぶしぶランボーをガブリエラが最後に目撃されたクラブに案内し、最後にガブリエラと話した男エル・フラコと対決する。謎の女性カルメン・デルガドがランボーを尾行し、エル・フラコがガブリエラを誘拐したことを突き止めると、ランボーはすぐに救出に向かうが、カルテルに捕まり暴行を受けてしまう。カルテルを率いるウーゴとビクトルのマルティネス兄弟は。ランボーの牧場の場所が書かれた運転免許証とガブリエラの写真を奪い取る。カルテルはランボーの行為を理由に、さらにガブリエラを虐待すると宣言する。 All Rights Reserved. Copyright © GAGA Corporation. 『2008年以降、5作目の計画は度々発表され、異なるプロットが開発されたり、キャンセルされたりしていた。ついに2018年5月、グランバーグが監督を務めることが発表された。主な撮影は2018年10月にブルガリアとスペインで開始され、2018年12月に終了し、2019年5月に追加撮影が行われた。ブライアン・タイラーが本作の音楽に戻ってきた。 かつてアメリカ陸軍特殊部隊、通称グリーンベレーの兵士として、ベトナム戦争を生き抜いたジョン・ランボー。帰還してからはPTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされながらも、伝説の戦闘マシンとして、世界各地で戦いに身を投じてきた。そんなランボーも今ではアメリカに帰国し、故郷アリゾナの牧場を営みながら、古くからの友人のマリアとその孫娘のガブリエラと、“家族”として平穏に暮らしていた。ところが、自分を捨てた実の父親がメキシコにいると知ったガブリエラが、ランボーの反対も聞かず一人で危険な地に踏み込み、人身売買カルテルに拉致されてしまう。怒りに燃えるランボーは、最愛の“娘”を救出し、一味への復讐を果たすため、元グリーンベレーのスキルを総動員し、戦闘準備を始める──。 カルメンはランボーを自宅に連れ帰り、ランボーの怪我が完治するまで世話をする。一方、カルテルの手に落ちたガブリエラは服を剥ぎ取られ、ヘロインを何度も投薬され、売春宿に売られて何度もレイプされる。カルメンは、自分は妹を誘拐して殺害したマルティネス兄弟の調査をしている独立系ジャーナリストだと言う。ランボーはその後、売春宿を襲撃し、数人の男を殺害してガブリエラの救出に成功する。帰りの車の中でランボーは10年間自分に希望を与えてくれたガブリエラに感謝するが、ガブリエラは薬物の過剰摂取で死んでしまう。ガブリエラの死に悲しむマリアは孫娘との思い出の地である牧場を去るが、激怒したランボーは牧場に罠を仕掛けてマルティネス兄弟との対決を挑む。メキシコに戻りカルメンにビクトルを見つけるための協力を求める。カルメンは最初は拒否し、何の解決にもならないとランボーに告げるが、彼女の悲しみと不満を訴えて協力させる。 1946年、アメリカ、ニューヨーク州生まれ。自身で脚本を手掛けた『ロッキー』(76)で主役を演じて以来、俳優・脚本家・監督として、世界にその名を轟かす。大ヒットを記録し、アカデミー賞®作品賞を受賞した『ロッキー』はシリーズ化され、5作の続編が製作される。最終章の『ロッキー・ザ・ファイナル』(06)は多くの観客を動員した上に評価も高く、スタローンはスターの座を不動のものとする。2015年、『クリード チャンプを継ぐ男』で再びロッキー役を演じ、アカデミー賞®にノミネートされ、ゴールデン・グローブ賞を受賞する。続く『クリード 炎の宿敵』(18)にも出演。