子犬や子猫などのペットの販売専門店ペットショップコジマオフィシャルサイト。人気のダックスフント、チワワ、トイ・プードルなどの犬、アメリカンショートヘア、スコティッシュフォールド、アビシニアンなどの猫、ハムスター、ウサギなどの小動物を紹介しています。 猿は動物園で見るものと思い込んでいませんか。難易度は高いですが正しい飼育方法を知っていれば、猿をペットで飼うことは可能です。とはいえ、猿をペットとして飼うにはいくつかの押さえておくべきコツがあります。今回は猿をペットにする飼育のコツ・注意点 猿は動物園で見るものと思い込んでいませんか。難易度は高いですが正しい飼育方法を知っていれば、猿をペットで飼うことは可能です。とはいえ、猿をペットとして飼うにはいくつかの押さえておくべきコツがあります。今回は猿を猿とは「ヒトを除いた、いわゆる霊長類」です。猿は地球上の各地に生息し、200種類以上が存在しているといわれます。その中でもペットとして飼われる猿をここでは取り上げます。現実問題として大型の猿を飼育することは困難であるため、ペットとして飼う場合には小型の猿がその対象となります。リスザル(コモンリスザル)やコモン・マーモセットといった体高は20センチから30センチほどの小型の猿が対象になります。ペットとして飼う猿は、体高20センチから30センチくらいの種類が中心となります。一般的には、大きくても体高60センチくらいまでの種類が限界になると考えられます。ペットとしての猿は犬や猫に比べると圧倒的にマイナーです。そのため、日本で飼育されている猿の正確な数は分かりませんが、ペット全体の割合から見ると1%未満だといわれています。猿(サル)という名前のルーツは諸説ありますが、「動物の中でも知恵が勝る(マサル)ことからサルと呼ばれるようになった」という説があります。猿は平均して15年から20年の寿命だといわれています。ペットとしては非常に長い期間生きる部類に入ります。そのため、最後まで世話を続けることが出来るかどうかをよく考えた上で、飼い始めることが必要です。リスのように小さな体と色が特徴的な猿です。リスザルにはいくつかの種類がいますが、単にリスザルと呼んだ場合コモンリスザルを指す場合が多いです。体高は30センチに満たない位です。猿の中では、ペットとして比較的飼育しやすい種類になります。体高が10センチから15センチ程しかない、最小クラスの猿です。人間の指に止まっているかわいらしい姿がよく紹介されています。体高26センチから40センチくらいの猿です。その名の通り動きがゆっくりスローで、大きな目が特徴的です。体高30センチから55センチくらいの猿です。道具を使う非常に知能の高い猿として有名です。猿は種類の多い動物ですが、やはりペットに適しているのは小型で比較的人に懐きやすいタイプです。リスザルやピグミーマーモセットなどがペットに向いています。これらの小型の猿はケージで飼うことができるため、一般の家庭でも飼育が可能です。そして猿の性格ですが、性別よりも種類によって違いが出ますので、種類別に性格の特徴を紹介します。普段は大人しく、威嚇することはほとんど無いといわれています。人なつっこい性格です。愛嬌たっぷりで非常にかわいい見た目ですが、警戒心が強いため懐くまでに時間がかかります。また、物をかじって確かめる習性があるため、気をつけないと家の中の物をボロボロにされてしまうかもしれません。夜行性でおとなしい性格をしているため、威嚇してくることはほとんどありません。穏やかで争いを好まない性格です。臆病で、躾などで叩いたりすると長く憶えていて、極端に怯える場合もあります。猿を診察できる動物病院が近所にあると安心です。猿を飼う前にはまず、家の近くに猿の診察ができる動物病院があるか確認をしてください。必ずしも全ての動物病院が猿の診察が得意なわけではありません。毎日、猿の世話を毎日きちんとできる人、その時間を確保できる人が好ましいです。旅行などで長期間、家を空ける場合には、代わりに世話を頼める人を見つけておきましょう。比較的、経済的に余裕がある人が向いています。猿の種類によっては、年間で数十万円規模で費用がかかります。猿を飼っていく長い年月に渡って、継続的に費用負担できることを確認しておいてください。子供がいる家庭では、猿が子供を格下に見下して攻撃的になってしまう可能性があるため、注意が必要です。猿は一部のペットショップや専門店で購入することができます。しかし愛玩用に猿を輸入することが制限されていることから、取り扱い数は限定的で価格は比較的高めになっています。猿の価格は種類や地域、そしてその時に出回っている個体数によって変わってきますが1匹が30万円から90万円くらいです。小型の猿でも1メートルから1.5メートルくらいのサイズで、中で動き回れる広さを確保しましょう。小さすぎるケージでは運動不足になり、筋肉の衰弱や骨の変形といた症状が出てしまう可能性があります。ケージの中は止まり木を設置します。止まり木は丈夫な素材を選び、ケージの中間くらいの高さで、猿が休憩できるようにします。ケージ内を清潔に保てるものであれば、形はどの様な物でも大丈夫です。ただし、猿はかじってしまう性質があるため、丈夫な容器を準備した方が良いです。猿には人間と同じ食事は与えないようにしてください(与えると食べてしまいます)。特に味付けした食事は病気になってしまう可能性もあるため厳禁です。エサは猿専用のフード「モンキーフード」を基本として与えてください。補助的にバナナやリンゴといった果物を与えると良いでしょう。※また、一時的にであれば、子犬用のドッグフードで代用することも出来ます。食事の回数は、小型の猿であれば1日1回もしくは2回に分けて与えます。猿は格下だと認識した相手を攻撃することがあります。ただし、猿に対して極端に怒ると恐怖でストレスをためることもあります。かといって、甘やかすとなめられてしまう可能性があるため、加減が難しいところがあります。最初から広いケージで飼ってしまうと、自分勝手に行動して慣れづらくなるため、初めは小さめのケージで飼いましょう。ケージから出すときは首輪とリードをつけてコミュニケーションを取ります。慣れてきたら大きめのケージに移して、足腰が弱らないよう自由に動けるようにします。猿は感情が人間に近い上に、されたことを憶えているため徐々に信頼関係を高めていくことが重要です。猿はトイレの躾ができません。そのためオムツを着ける場合もあります。発情し頭に血が上った状態の猿は、非常にわがままな状態になります。猿は人間に非常に近い種類の動物であるため、猿が病気になると人間に感染してしまう場合があります。例えば、結核、肝炎、ヘルペスなど注意が必要です。当然、人間から猿に病気が移るケースもあるため、お互いに病気になったときには出来るだけ接触しない注意が必要です。珍しい動物を飼うということは難しくもありますが、それだけで大きな楽しみであり、喜びになるといえるでしょう。猿は他の動物と比べて人間に近いこともあり、ペットとして飼い続けるために高度なコミュニケーションが必要になります。それが、逆に猿をペットとして飼うための楽しみのひとつになります。猿の紹介猿の4つの種類と特徴猿の性格の4大特徴猿の飼育に適している人の4つの特徴猿を飼う場合の初期費用と方法とは猿の飼育に必要な3つのグッズ猿の主な餌とその方法猿の慣らし方の3つのポイント猿の飼育で注意する3つのこと猿をペットにする魅力とは ペットを飼う際は、ペットの種類や習性だけでなく、ご自身の生活スタイルなどを踏まえた上で選んでいく必要があります。 本記事では、ペットショップでもよく見られる人気の種類を中心に、飼いやすいとされているペットをご紹介してきます。 ●サルは約200種の色々な種類が存在します。知能が低いものから、知能指数が高いものまで、動物学的な差は極めて大きいです。また、体重が100g以下のネズミキツネザルから、100kg以上のゴリラまでといった大きさの幅があります。●サルの中には人に危害を与える恐れがあるため、法令で定められている特定動物に指定されている種類がいます。動物園にいるようなゴリラやオランウータンはもちろんのこと、チンパンジーや小型のサルの中にもに指定されている種類がいます。特定動物のサルを飼う場合には、許可を受けなければなりませんので、注意してください。●サルの海外からの輸入は禁止地域が設けられています。海外では日本にはないエボラ出血熱やマールブルグ病がサルから人に感染した地域があり、これらの病気が日本に侵入しないようにするためです。反対に輸入可能な地域は、アメリカ、中国、インドネシア、フィリピン、ベトナム、スリナム、ガイアナ、カンボジアで、これ以外の地域から日本にサルを輸入できません。そして、実験動物や動物園での展示用に限りサルを日本に輸入することができますが、ペットのサルは禁止されています。輸入したサルは検疫を受けてから、日本の各地に持ち込まれます。●サルの飼育は、しつけが難しくて噛みつくことで意思表示を示すこと、人との共通する感染症(人獣共通感染症:ズーノーシス)があること等多くの問題があります。その覚悟で飼育をしてください。●噛むことは、サルの怒りや興奮の表現で、噛むことで自分の身を守ります。集団で生活するサルは、乳幼仔の時に集団の中で自制心が確立されます。つまり、野生では群れの中でルールを自然に身につけて覚えるものです。しかし、ペットでは自分をリーダーであると思い込んだり、人へ噛みつく力の加減を知らなかったり、あるいはストレスによる狂暴化などが人への攻撃へと繋がるのです。咬みつくこと以外にも、引っかいて攻撃することもあります。何かに対して怒ったりもしますが、それとは別に発情中は噛む場合が多いです。噛む本当の理由はサルに聞いてください。●サルは人と同じ霊長類で、共通する感染症が犬や猫より多いです。エイズやエボラウィルスなどが猿から感染することが問題になりました。●本邦で飼育されているペットのサルは、原猿類のスローロリスやピグミースローロリス、真猿類のコモンマーモセットやリスザルなどの限られた種類のみになります。 この記事が気に入ったらサル情報室|専門獣医師による飼育と病気の解説の人気記事をお届けします。この記事をSNSでシェア
必見!専門獣医師がサルを飼育する上での心構えを解説します。サルは人と同じ霊長目に属し、人と共通する感染症(人獣共通感染症)を持っています。サルは恐怖を感じると鳴いて噛みつく習性がありますので、しつけをしっかりと行わなければいけません。