映画「トランスフォーマー 最後の騎士王」にでてきたクインテッサとユニクロンとは何者なのか、わかりやすく解説します。※ネタバレ注意 映画『タクシードライバー』は映画史に残る名作と評価されていますが、その魅力は少し分かりづらい部分もあります。僕も10代の頃に鑑賞した時は、「インパクトすごいけど、なんでこんなストーリーなのだろう…」と理解しきれていませんでした(苦笑)それで Q&Aの参照履歴
1: 映画好き名無し 2018/02/26(月) 16:48:40.81 ID:yidbwDut0
ネタバレ質問です。よく理解できない場面が多かったです。教えて下さい。 あのラストシーンやタイトルに込められたこの映画の魅力を解説するためには、ひとつひとつ謎を整理する必要があります。少し遠回りですがおつきあい... 35-132:名無シネマさん [sage] :2008/05/24(土) 16:39:12 ID:qghJalDv
政治思想は、下記のXY軸に表す事が出来ます。(リベラルを日本語に訳したのが「革新」あるいは左派です。) 2001年宇宙の旅 猿の惑星 ... 35-92:名無シネマさん [sage] :2008/05/23(金) 01:06:32 ID:WzFOLN7H
電気工事の仕事をしているものです こんばんは。 「ディア・ハンター」はトンデモ映画です。 タクシー運転手が底辺やきつい仕事だと思われいている理由を現役タクシー運転手が記事に。データや実際の状況から解説しています。タクシー運転手の仕事に興味があるけど底辺といわれるのが気になる方におすすめの記事。
email confirmpost date日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策) タクシー運転手は底辺の職業 だ。 とかってよく聞きますよね?僕もタクシーだけはやりたくないなぁと思ってました。でも今ではタクシードライバーとして仕事をしています。自分でタクシー運転手を職業としていると底辺な認識はあまりありません。 この映画は基本的に現実の「シャロン・テート殺害事件」を下敷きにしていますが、史実をリアルに描写した部分と大胆に脚色した部分が混在しています。...
・左派、革新、社会主義 ※盛大にネタバレを含みますのでご注意ください 映画『タクシードライバー』は映画史に残る名作と評価されていますが、その魅力は少し分かりづらい部分もあります。僕も10代の頃に鑑賞した時は、「インパクトすごいけど、なんでこんなストーリーなのだろう…」と理解しきれていませんでした(苦笑)それでも、当時の社会の雰囲気を知り、主人公の心情を理解できるようになった現在、ようやくその魅力を説明できるようになりました。目次1.アカデミー賞ではなく、カンヌ国際映画祭を受賞した理由今でこそ、不朽の名作とされている映画ですが、実はその代わり、 実はアカデミー賞とカンヌ国際映画祭では受賞する作品の雰囲気に違いがあります。アカデミー賞が(詳しくはこの記事↓で解説しています)その点、この『タクシードライバー』は、まず、この作品がハッピーエンドを意識した娯楽作品ではなく、「何かを考えさせる」純文学的な映画であると意識すれば、その魅力も理解しやすいです。次にこの映画が公開された1976年当時の時代背景に迫ってみましょう。当時アメリカはベトナム戦争から撤退した直後でした。最初は「共産主義にたいする正義の戦争」と信じられていたのかもしれません。なぜ私たちはこんな悲惨な殺し合いを眺めているのか?遠いインドシナ半島で、何のためにアメリカ兵が戦わなければいけないのか? そしてアメリカ国民の間には、そんな時代の雰囲気を反映し、映画界では“アメリカンニューシネマ”の特徴は、以下のようなものです。「社会の不条理を描き出す」従来の、この『タクシードライバー』も、まさにこの“アメリカンニューシネマ”の代表作と言われています。この映画がハッピーエンドなのか、主人公がヒーローなのかは意見が別れるところでしょうし、作品が難解なのは言うまでもありません(笑)また、主人公トラヴィスが、始終、社会の腐敗を不満に思うセリフを吐いていたのも印象的でした。夜の街は娼婦、ごろつき、ゲイ、麻薬売人で溢れている 街に出ると頭が痛くなる これ以上我慢できんこれらのセリフは主人公自身の不満というだけでなく、当時の人々が胸に抱いていたもうひとつ、当時のアメリカでは「ベトナム帰還兵問題」が注目されつつありました。戦争での負傷はもちろん、一見怪我が無くても、悲惨な戦闘の日々がトラウマとなりそうでなくても、帰還兵達は数年間を軍隊で過ごしていた人間です。今まで社会人としてキャリアを積んできた人間と比べたら、就職上のスキルではどうしても見劣りしてしまいます。 トラヴィスも、26歳の成人男性にも関わらず、社会的には職歴無しの無職でしたね。彼が直接ベトナム戦争に参加したと述べているシーンはありませんが、「’73年5月に名誉除隊した」という経歴からベトナム帰還兵だと推察されます。(アメリカ軍がベトナムから撤退した翌月だからです) また、彼は元・海兵隊と述べています。海兵隊は厳しい選抜試験をクリアしないと入隊できないことから、アメリカ軍の中でも一際難易度の高い隊とされています。 もちろん政府も、帰還兵に対して金銭的な手当や補助金を用意していましたが、決して十分なものとは言えませんでした。 戦場から生きて帰ったときこそ、国も市民も、戦地での苦労をねぎらい、国家に対する貢献を讃えました。ただし、その歓迎ムードはごく一時的なもので、多くの帰還兵の労苦はすぐに忘れられ、時に そんな扱いを受けたベトナム帰還兵は、そしてトラヴィスは、「国のために命を危険にさらした見返りがこれか?」「俺や戦友が命をかけて守りたかったものは、こんな腐りきった社会だったのか?」 映画では襲撃事件の後、主人公トラヴィスは『少女を救ったヒーロー』として英雄扱いされます。ところが、観客はそれを知っているからこそ、彼をヒーロー扱いする新聞記事を ところが、新聞(メディア)は表面だけを捉え、彼こそが正義だともてはやす…。いったい、メディアが伝えることはこんな皮肉もまた、この映画のもう一つの大きな核は、 映画の中で、主人公はことあるごとに孤独を訴えています。自分の殻だけにこもり、一生を過ごすのはバカげているどこにいても俺にはさびしさがつきまとうバーや車 歩道や店の中でもだ逃げ場はない 俺は孤独だ彼は決して、孤独を共にする孤高の人間ではありません。彼のしでかした失敗を見てみましょう。1.ポルノ映画館の受付のお姉さんにしつこく声を掛ける。2.ベッツィーとのデートでポルノ映画館に連れて行く3.ベッツィーに謝罪する電話で「君は働き虫につかれて気が立っているんだ」と言い訳。4.路上で少女を車で轢きそうになり、気になったからずっと徐行で後をつける…まぁ、彼なりに好意を持っていたのはわかるのですが、そういう事したら相手が嫌がると思わないのでしょうか…。 そう考えると、彼が発したきっと、昔からずっと、コミュニケーションの下手さから、 実はこの映画は、脚本家のポール・シュレイダーの二十代後半だった彼は、結婚の失敗、失業などを矢継ぎ早に経験し、精神的にも経済的にも追い詰められます。ある日とうとう健康を害し、吐血した彼は病院に救急搬送されてしまいます。 ポール・シュレイダーほど過酷な体験をしていたり、主人公トラヴィスほど共感力不足でないにせよ、決して全ての人間に当てはまるわけではありません。それでも、上記をまとめます。この映画の魅力は大きくふたつ。ひとつは、もうひとつは、 この映画は低予算作品で、スコセッシ監督は金になるとは思っていなかったそうです。実際、カンヌ映画祭で上映した際は、 ところが、クライマックス・シーンでは しかし、僕としては、あの銃撃戦を終えて仕事仲間と談笑し、ベッツィーにも落ち着いた距離感で会話をする彼は、もう孤独に苛まれている気配はありません。映画の中で主人公は、ベッツィーに向けてこんなセリフを言います。君はひとりぼっちだここを通る度に見てると 君の周りに人は大勢いてここへ来て 君に会い君には何かが必要だ多分それは友達だよこれは果たして誰のことだったのでしょうか? 彼に必要なのは“誰かに承認される”、ただそれだけだったのかもしれません。そしてそれこそが、「孤独」を抱える人々への回答なんだと思うんです。この映画はアメリカン・ニューシネマ・ブームの最後期にあたる作品です。実は、さきほど説明した、この不朽の名作を押しのけ、作品賞を受賞したのはいったいどんな作品でしょう。なんとこの年の受賞作は、あの『ロッキー』だったのです。これはさすがに、受賞できなくても仕方ないというか、相手が悪すぎます。 これまで、アメリカン・ニューシネマはベトナム戦争の厭戦感を機に台頭し、ハッピーエンドを否定する作品や、英雄を描かない作品を量産してきました。 さらに翌年には追い打ちのように、あの物価上昇を考慮した場合、スターウォーズは現在でもなお歴代二位の興行収入にランクインしているそうです。 こうして、アメリカンニューシネマブームは社会への風刺という一定の役割を果たしながら、再びハッピーエンド&エンターテイメントな映画にとってかわられ、ブームの幕を閉じたのです。 しかし今でもなお、『タクシードライバー』を始めとした映画群は人々の心を引きつけて止みません。 シェアするフォローする