都内のあるクリニック院長が打ち明ける。 「外来患者が減った2〜3月ごろから経営が悪化。毎月の赤字が1000万円以上です。新型コロナウイルス対応支援資金などで今はなんとかやれているが、再び危ない局面が来るのは確実だ」 4月の診療報酬は、6月になると入ってきますよね。目次クリニックの経営面において、最初にコロナ赤字の要因となっているのは、感染対策にかかった費用になります。そのため、普段ならそこまでお金がかかっていない備品関係の費用が急に増えたというクリニックは多いでしょう。もう一つは、感染疑いの患者が訪ねる機会が多いことです。実は、これもクリニックがコロナ赤字になってしまうのです。通常よりも患者対応のスタッフが多いとなると、出勤した分の手当てを支払わなければなりません。このように人件費と診療報酬のバランスの悪さも、赤字に関わっています。参考URL日経メディカルクリニックに4月分の診療報酬が入ったことで、コロナ赤字の実態がより現実的になりました。 くりにっく経営の教科書は、助成金、節税、webマーケティングのこと等、クリニックに特化した最新のお役立ち情報を発信して参ります。 もう一つは、感染疑いの患者が訪ねる機会が多いことです。 クリニックの地域の立ち位置のよっては、感染疑いの患者さんから診察やその連絡が来ることがありますよね。 4月時点で全国の病院の約3分の2が「赤字経営」 テレビ西日本 仲村健太郎記者： 医療経営コンサルティング＆心理カウンセリングで日本一のクリニックをつくる！医療経営コンサルタント＆心理カウンセラー 田中晋也のブログ。医療経営コンサルティング、心理カウンセリングの現場や日常をつれづれなるままに語っています自営業者のための最強のメンタル本▼ amazonからのご購入は今すぐこちら▼ 楽天ブックスからのご購入は今すぐこちら▼ みなさま、こんにちは。 経営コンサルタント＆心理カウンセラーの 今回は、「これからクリニックに起こる本当のコロナショック」と題してお伝えしたいと思います。 現在、クライアントの医院のお客様の状況を見ていると、 コロナショックで患者数が減っていると感じるのは「整形外科クリニック」「内視鏡の消化器内科クリニック（大腸ではなく胃カメラ中心）」です。 なぜ減っているかといえば、 消化器内科の胃カメラは大腸カメラに比べ、手軽に受けられる検査で、アニサキスなどの食中毒のとき以外は緊急性があまり高くないので、キャンセルされているのでしょう。 そして、整形外科クリニックは、ほとんどのクリニックでメインの患者が高齢者になりますが、 患者数が減っている理由としては、 今、外出を控えている高齢者が増えていること。 ３月から全国一斉休校要請になり、 お孫さんの面倒をみなければならなくなった患者が増えていること。薬の処方が長期化していること。 さらに、整形外科は通所をリハビリスペースや併設してやられているところがありますが、 先週、名古屋市でデイサービスへの休業要請が出たため、キャンセルが結構発生しているという状況があるためです。 ただ現時点、クリニック全般で考えた場合は患者数が減っていたとしても、 まだ昨年対比で１０％前後ぐらいのところが多いので、 今、休業を余儀なくされている飲食店や旅館などに比べると、 まだましなのではないかと思います。 それで、今回のブログでお伝えしたいのはそういうことではなく、 コロナショックが落ち着いた後に、クリニックに起こりうる本当のコロナショックについてお伝えしたいのです。 その本当のコロナショックとは何かというと、 クリニックと一般企業との間に「デジタルディバイド」が起こり、 ＤＸ（デジタルトランスフォメーション）の時流についていけるクリニックとついていけないクリニックとの間にかなりの差がついてしまうことです。 この差が、診療効率化、患者数、医業収入などに大きな差を生み、 先生、スタッフの最終ゴールである幸せ、幸せ感にも大きな差が出てしまうということです。 デジタルディバイドとは、 インターネットやパソコン等の情報通信技術を利用できる人と利用できない人との間に生じる格差のことです。 今回のコロナショックをキッカケに、一般企業のＤＸが一気に進んでいますが、 それに比べ、クリニックのＤＸは、ほとんど進んでいません。 一般企業のＤＸの事例として、 例えば、私の所属する会社では、 今、会社に出社せず、在宅ワークに切り替わっています。 メンバーとのやり取りはチャット、電話、メールで十分ですし、 会議はオンライン会議で十分です。 またセミナーも３月からはウェビナーを使ったオンラインセミナーを実施しています。 今までもこれらのツールは少しずつ使われていましたが、本格的には使われていませんでした。 しかし、今回のコロナショックで強制力が働き、 一気にＤＸが進んでいます。 クリニックの本当のコロナショックとは、 一般企業とクリニックとの間にデジタルディバイドが起こり、 一般企業で働く患者の意識の変化についていけるクリニックとついていけないクリニックとの間に格差ができ、二極化が進むことです。 ２年前にAamazon Goの動画を見て、数年後にはこれに近いクリニックができてくるということをクライアントにお伝えしてきましたが、 今や電子カルテは当たり前。 ＷＥＢ事前問診、無線コールによる患者の呼び出し、クラークの採用・活用、自動精算機を導入しているクリニックが増えていますし、 最近ではＡＩのレセチェックも出てきました。 そして、今後確実に患者の意識の変化とともに患者から要望が出てくるのが「遠隔診療」です。 今は対象になる疾患が限定的であったり、保険点数が低いので導入が進んでいませんが、 今のこのタイミングで、自費診療で遠隔による診察やカウンセリングを導入し始めたクリニックでは、ある一定の成果が出てきていますし、 今後はクリニックで診療をしている合間に薬が欲しい患者などへは、遠隔診療をせざるを得ない状況になってくるかもしれません。 また、今のような外出を控える人が多いような状況下では、スタッフの採用面接をオンラインで行える体制を整えなくては、応募数が減ってしまう可能性があります。 今後はオンラインによるクリニックの説明会を実施するところも出てくるでしょう。 ですから今後、ＤＸに舵を切れないクリニックはどんどん取り残されていってしまいます。 こういうことを言っていると、 そういうことは都市部のクリニックで起こることでしょ！ という先生もいらっしゃるかと思います。 確かにその通りかもしれません。 しかし、いづれ郊外のクリニックにもこの流れは波及していくと思います。 それぐらい今回のコロナショックは、ＤＸへ時流が切り替わる大きなターニングポイントになると思います。 クリニックも、この流れには絶対に逆らえないと思います。 ですから、本ブログをお読みいただいている先生には是非、 今からクリニックをＤＸしていくという決意をしていただき、進めていっていただきたいのです。 それでは、また。 自営業者のための最強のメンタル本▼ amazonからのご購入は今すぐこちら▼ 楽天ブックスからのご購入は今すぐこちら▼ 船井総研 医療コンサルタント作成「クリニックのための新型コロナウイルス対策小冊子」「新型コロナウイルス用患者問診票」を無料提供！ これから新型コロナウイルスの感染が拡大した場合、先生のクリニックにも「保険診療の患者減少」「自費患者の予約キャンセル多発」「スタッフのお休み要請によりシフトが組めない」といったことが起こるかもしれません。。。 そんなことになっても、今すぐこちらを無料ダウンロードしておいていただければ安心です▼ 田中の経営相談を受けて、業績が３倍以上になったという会社は普通にあります。
ãã£ããå çæ¹ãããããçµé¨ãããããããªããã©ãã«äºä¾ãã¨ãã»ã¤é¢¨ã«èªã¿ãããã¾ã¨ãã¦ã¿ã¾ãããã¯ãªããã¯å°é© 2017 ã¡ãã£ã«ã«ã¿ã¯ã. Vol.564 コロナ騒動とクリニック経営。クリニックの中で実際に起こったトラブル事例をエッセイ風に読みやすくまとめてみました。失敗のリスクを予見し、軽減することでクリニック経営を安定させること … 病院やクリニックは、コロナ対策をどうするべきか？ こんにちは。 医療経営に専門特化した税理士の中村祐介です。 連日、ニュースでは感染症患者を受け入れている病院を中心に報道がされています。 しか … 新型コロナウイルスに関してテレビでデマレベルの誤情報を声高に拡散する医師たちに惑わされず、正しい情報を持っていただきたいと願ってブログを書きました。新型コロナウイルスのpcr検査の精度が40%弱と悪いことに関して、感染研 […] 福岡県内の開業医を対象にした緊急アンケートの結果が公表された。多くの医療機関が直面しているという厳しい経営状況。ちょうど1年前、患者数は1日で42人だった。ひっきりなしに訪れていた患者が、4月以降めっきり減ったという。今なお続く患者数の落ち込み。その要因は?診療所では、健診や予防注射を受ける患者と、発熱などがある患者の受け付けを分けている。募る患者への思い。ただ、診療所の経営が立ちゆかなくなっては元も子もない。とりわけ、6月は厳しい事情がある。それは「6月危機」ともささやかれている。さらにこの診療所では、5月の患者の減少幅が4月より大きかったため、7月はますます深刻となる。訪ねたのは、福岡市博多区の千鳥橋病院。日本病院会などの調査によると、4月時点で全国の病院の67%、約3分の2が「赤字経営」に陥っているという。千鳥橋病院では、新型コロナの感染拡大を受け、陽性者を受け入れられるベッドを4床新設した。受け入れ体制を整えるため、通常の入院用ベッドを12床閉じなければならなかった。長年、この病院は救急医療も担ってきた。病院や診療所を襲う新型コロナによる経営危機。(テレビ西日本) こんにちは。ボククボです。 新型コロナウィルスの流行が遷延しており、 経済の打撃も深刻化してきました。 クリニックを開業している医師たちも 長引く受診控えにより、経営が心配されます。 受診数、売 …